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馬場正博: 元IT屋で元ビジネスコンサルタント。今は「A Thinker(?)]というより横丁のご隠居さん。大手外資系のコンピューター会社で大規模システムの信頼性設計、技術戦略の策定、未来技術予測などを行う。転じたITソリューションの会社ではコンサルティング業務を中心に活動。コンサルティングで関係した業種、業務は多種多様。規模は零細から超大企業まで。進化論、宇宙論、心理学、IT、経営、歴史、経済と何でも語ります。

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逆説的北朝鮮論 (1): 拉致問題は解決できる
この問題については、拉致被害者家族会の元事務局長蓮池透氏の著作が注目されます(拉致問題解決に向けて: 元家族会事務局長の提言)。拉致は北朝鮮というやっかいな相手を全体としてどう扱うかという視点で政治が解決すべき問題です。政治的問題に拉致家族が家族という立場を超えてあまりにも大きな影響力を持ち、日本の対北朝鮮政策全体をこう着状態に陥れているという事実に目をつぶってはいけないでしょう。
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北朝鮮との6ヵ国協議はアメリカが北朝鮮に歩み寄る姿勢を見せたために、北朝鮮に有利に展開しているように見えます。その中で、日本の拉致問題は置いてきぼりを食らうのではないかという心配が出てきました。

拉致被害者家族会は拉致問題に熱心だった安部首相が退陣したことで、日本がアメリカなどと同調して北朝鮮に妥協的態度を取り、結果として拉致問題への追求の姿勢が弱まることの懸念を表明しています。

アメリカを始め日本以外の国が核問題の解決を最優先し、北朝鮮が相変わらず「拉致問題は存在しない」と強弁する状況で、拉致問題の解決は絶望的にさえ見えます。もはや日本にできることは、アメリカに「拉致問題を忘れるな」と頼むしかないのでしょうか。

しかし、見方を変えると拉致問題の解決は決して絶望的でも不可能でもありません。もし、本当に日本が拉致問題の解決を最優先にするのなら、拉致問題解決は簡単だとさえ言えます。

北朝鮮にとって、もっとも重要視していることは現体制が維持できること、そしておそらく、それとほとんど同等に死活的に重要と考えているのは核戦力を保持することです。他のことは絶対的に重要な問題ではありません。拉致問題は日本が煩いので気にはしているでしょうが、北朝鮮にとれば本来はどうでもよいような話です。

もし日本が、北朝鮮の核を容認し、莫大な援助も約束し、それと引き換えに拉致問題の全面解決を求めれば、拉致問題の解決は大きく近づくことは確実です。もともと金正日が小泉首相に拉致の存在を認めたのは日本からの援助を期待したからです。北朝鮮にとっては、拉致問題はせいぜい銭金の話です。

むしろ、問題は日本が拉致問題解決と引き換えに核も認め金も出すということを、日本国民が受け入れるかどうかということです。北朝鮮の核を安易に容認すれば、アメリカも文句を言うでしょう。中国やロシアでもクレームを出すかもしれません。

それにしても不思議なのは、拉致被害者家族が異口同音に北朝鮮に対する非妥協的な厳しい対応を要求していることです。もし、拉致被害者がすでに死亡していることが確実ならそれもわかりますが、生存を信じる以上、拉致被害者家族会の目的は拉致被害者の生還であって、北朝鮮制裁ではないはずです。

アフガニスタンで韓国人ボランティアが誘拐されたとき、国際社会が警戒したのは莫大な身代金を韓国が支払うのではないかということでした。身代金の支払いはテロリストの活動資金となり、将来さらなる誘拐の危険を増やしてしまいます。

それでも誘拐被害者の家族は、身代金を支払ってでも早期に解決したいと考えるのが自然です。拉致被害者家族会はなぜ日本政府に北朝鮮に妥協してでも拉致問題を解決しろと言わないのでしょうか。

戦略的に考えれば、拉致被害者家族が安易な妥協を日本政府に要求するより、徹底的な強固姿勢貫き、その陰で拉致被害者返還の代償をこっそり値切るというのは、悪いやり方ではありません。しかし、拉致被害者家族会はそんな交渉戦術として、対北朝鮮の強硬策を主張しているのでしょうか。

ここからは、想像の範囲を出ませんが、拉致被害者家族は長い間、日本政府の無関心と北朝鮮の白々しい拒否姿勢に苦しまされ、救いの手を差し伸べたのが、安部前首相のようなある意味単純な対北朝鮮強硬論者だったので、その意見に支配されてしまっているのでしょうか。

真相はわかりませんが、報道されている範囲では、北朝鮮に対し妥協してでも、拉致被害者を返して欲しいという意見は拉致被害者家族から聞いたことはありません。団結力は大したものですが、不自然な印象はぬぐえません。

ともあれ、拉致被害者の返還は日本が本気になれば可能です。しかし、それは日本の国益と必ずしも一致しないかもしれません。核も認めない、金も払わない、でも返せと言っても北朝鮮は聞く耳を持たないでしょう。

拉致被害者家族会が北朝鮮と妥協してでも、拉致被害者を返して欲しいというようなことを言わないので、日本国民は難しい問題と正面きって向き合わなくても済んでいます。それで本当に良いのでしょうか。(続く

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「北朝鮮の拉致被害者は救えるか?」に関するブロガーの意見で、みんなの参考になりそうなブログ記事を集めています。自薦による投稿も受け付けているので、オリジナルな意見のブログ記事があったら、どしどし投稿してください。 ブログ意見集(投稿募集中)by Good↑or Bad↓【2007/10/01 10:27】

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