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馬場正博: 元IT屋で元ビジネスコンサルタント。今は「A Thinker(?)]というより横丁のご隠居さん。大手外資系のコンピューター会社で大規模システムの信頼性設計、技術戦略の策定、未来技術予測などを行う。転じたITソリューションの会社ではコンサルティング業務を中心に活動。コンサルティングで関係した業種、業務は多種多様。規模は零細から超大企業まで。進化論、宇宙論、心理学、IT、経営、歴史、経済と何でも語ります。

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閏年
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今年2008年はご存知の通り閏(うるう)年です。閏年にはオリンピックとアメリカ大統領選挙という4年に一度の大きなイベントがあるので、ただでさえにぎやかなのですが、経済成長率が高まるという現象も起きます。もちろん景気循環が閏年に合わせて4年ごとに必ず高くなるということではありません。閏年は1年の長さが1日長いので、1年間の経済活動をあらわすGDPがその分高くなるからです。

こんな見かけ上の話は大したことでなさそうですが、1日は1年の約0.3%ですから、GDPの成長率に0.3%の下駄が履かされることになります。日本の最近のGDPの成長率は1-2%程度ですから、決して無視できるよ大きさではありません。しかも、2月が1日長いので、年の最初の3ヶ月だけ見ると下駄の割合は1%になります。

4半期で1%成長率が高いと、年率換算すると4%の見かけ上の下駄が履かされることになります。これは無視できるどころか、大変な成長率のかさ上げです。もちろん1%の下駄を1年に引き伸ばすようなことは無意味と言うより間違いなのですが、数字は数字です。

こんなややこしいことがあっても、4年に1度の閏年は、地球の公転が365日きっかりではないのでし方ありません。正確には西暦が100で割り切れる年は閏年でも365日、さらに400で割り切れる年(直近では西暦2000年)は366日になります。これは1582年にローマ教皇のグレゴリウス13世が決めたグレゴリオ暦のシステムです。

地球の公転は厳密には365.24199日ですが、グレゴリー暦では365.2425日になります。このずれが1日分になるには3320年もかかるので、実用上は十分です。閏年に関してこれほど正確な現代のグレゴリオ暦ですが、月の長さという点では合理的とは思えません。

普通の月は30日か31日ですが、2月だけ28日、閏年でも29日です。そのくせ、7月、8月は31日が続きます。たとえば、2月を31日として、偶数月の4、6、8、10月を31日にすれば、月の日数は30日か31日に揃います。閏年は12月を31日にすれば、1年の最後の1日が付け加わることになるので、考え方としては自然です。

それでは、なぜ今のよう暦の形になったのでしょうか。グレゴリオ暦のもとになったユリウス暦を作ったのは、その名の通りジュリアス・シーザーですが、シーザーの後を継いだ初代ローマ皇帝のアウグストゥスが、シーザーの月である7月(July)が31日なのに、自分の名をとった8月(August)が30日なのが不満で、2月から1日とってしまったという説がありますが、これはどうも俗説のようです。

実際は、もともとは355日が1年の基本日数だった太陰暦では月の日数は28日か、29日で(それでも31日の月などあってややこしいのですが)、太陽暦で1年が365日になったとき、他の月の日数が増やされたのに、なぜか2月が28日に取り残されたというのが真相のようです。

太陰暦では調整のために23日または24日の閏月が必要だったのですが、閏月は2月の後に挿入されました。その流れで、閏年の1日の追加は2月になりました。2月は閏月、閏年の調整という意味で特殊な位置づけで28日のままになったのかもしれません。

別に2月が28日でも世の中大して変わらないじゃないかというのも確かかもしれませんが、色々な支払いが月単位で行われることを考えると、そうとばかりも言っていられません。ニッパチと言って2月、8月は商売が落ち込むと昔から言われていましたが、8月はお盆休み、2月は月の日数が少ないため、売上げが下がるのが原因です。

こんな理屈をこねまわしても、いまさら暦を変えることなどできない話なのですが、ついでに文句をつけると時間の単位もあまり合理的ではありません。1日は24時間、1時間は60分、1分は60秒ですし、1日は12時間を2回と数えるので、計算がやたら面倒です。

12進法は2、3、4、6と割り切れる数が多いので、便利だと言う人もいるのですが、世の中は言語体系から電卓にいたるまで10進法が基本なので圧倒的に不便です。第一時間は12進法そのものではなく、24進法と60進法のあわせたものです。小学校のとき時間の足し算、引き算で苦労した人は多いと思います。円周率を3にするのと比べれば、時間が10進法になれば、「ゆとり教育」への貢献は比較にならないでしょう。

風速は日本では秒速何メートルといいますが、アメリカでは時速何マイルと言います。メートル法と、ヤードポンド法の違いもありますが、直感的に換算する難しさの大半は秒速から時速への計算です。別に必要もないかもしれませんが、時速1000キロの飛行機は秒速330メートルの音速より速いかどうかも、電卓なしではすぐにはわかりません。

1日を10万秒、1分を100秒、100分を1時間にすれば、計算はずっと簡単です。だいたいお金は円だけで、コンビニのつり銭から国家予算まで扱っているのですから、秒だけで全てをあらわしても特に不便はないでしょう。月給を1円単位で言わないように、待ち合わせ時間を1秒単位で言ったりはしないはずです。

正月休みで暇なせいか、実用上は何の役にも立たない愚にもつかない話をしてしまいました。これではブログの題名を「ビジネスの役に立たない雑学知ったかぶり」にしないといけませんね。
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この記事に対するコメント

1年(365日)をかけて成長率が1%なので、
1日増えてもGDPの増加はあくまで0.3%下駄が履かされるだけ。
成長率にしたら1%が1.003%になるだけじゃないでしょうか?
【2008/05/08 13:46】 URL | TYD #mQop/nM. [ 編集]


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