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馬場正博: 元IT屋で元ビジネスコンサルタント。今は「A Thinker(?)]というより横丁のご隠居さん。大手外資系のコンピューター会社で大規模システムの信頼性設計、技術戦略の策定、未来技術予測などを行う。転じたITソリューションの会社ではコンサルティング業務を中心に活動。コンサルティングで関係した業種、業務は多種多様。規模は零細から超大企業まで。進化論、宇宙論、心理学、IT、経営、歴史、経済と何でも語ります。

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櫻井よしこ 反中論の論理と非論理
莉恵さん2
櫻井よしこ

櫻井よしこの反中の論理

櫻井よしこは、ニュースキャスターとしての長いキャリアがある、著名なフリージャーナリストです。独特のソフトで上品な語り口で、はっきりと厳しいことを言うのですが、日本の歴史や文化に肯定的な立場を取ることで、特に保守的な男性層で高い人気があります。

櫻井は週刊新潮やダイヤモンドなどの有名誌に毎週寄稿するなど、著作、露出も多く、大きな影響力を持っていると思われます。先日も「独立自尊の国家の構築に一役買いたいと念じて」創られたという国家基本問題研究所の理事長に就任しましたが、この国家基本問題研究所には石原慎太郎や平沼赳夫を始めたとした、国会議員、大学教授などが役員に名を連ねています。

櫻井は薬害エイズ、住基ネットなど色々な問題を論じていますが、最近の発言の中心は中国に対する警戒論と南京事件慰安婦問題に対する捏造論など保守というより、国粋主義儀的な傾向の強いものです。櫻井のこれらの意見に対しては当然賛成論も反対論もありますが、ネット世界での印象は櫻井よしこに同調するものが目立ちます。

このような論争に飛び込むのは慎重でなければなりませんが、櫻井よしこの影響力を考えると、「櫻井よしこの意見」ではなく、「櫻井よしこの論理展開」を検証してみるのは無駄ではないと思います。検証に当たっては、櫻井よしこの主張の中核とも言える、反中論に焦点をあててみます。

櫻井の反中論は概ね次のような論理展開になっています。(たとえば 「 『日本支配』を目指す中国の野望 」  を参照)

A) 共産中国は建国以来の国是として軍事中心の対外膨張主義を信奉しており、日本の無力化、併合まで計画している
B) 南京事件、慰安婦問題での反日キャンペーン、尖閣諸島での領土権の主張、硬軟とりまぜた対日外交などは、全て遠大な日本の無力化の計画に基づくものである
C) これは国家的な未曾有の危機であり、中国に対抗するためには日本は自国の価値を正しく認識させる教育の改革、真の独立国としての防衛力の確立のための憲法9条の改正など、中国の野望への備えを磐石にすることが日本の最大の課題である

櫻井は結論としては、教育の改革、憲法9条の改正を求めるのですが、その論拠は悪の帝国中国の脅威による危機です。教育の改革や日本の伝統的な価値感の復活などは、本来は中国の脅威とは別の次元の話でしょうし、一般的には憲法9条についても自衛隊の法的な不安定性から改正を考える人も沢山いるでしょう。しかし、「自国を自力で守り抜く決意を国民が共有し、必要な軍事力と、意思力を養うこと」が今の日本にとって最大の課題と言うためには中国の野望という具体的な脅威が必要なのです。

櫻井の論理の中で、A)の中国の長期的な野望の証拠として、B)の反日運動や、尖閣列島の領有問題があげられることはあり、A)とB)は相互に補完しあうものなのですが、様々な中国の動きが「賢く、長期的な計画」が背後にあると断言するには、A)の中国の一貫した膨張指向が日本併合にまで向かうことを仮定しなくてはいけません。

恐らく、A)を仮定、仮説と言うこと自体、櫻井とその賛同者が認めにくいことでしょう。しかし、中国の日本に対する野望の宣言、文書などが確認されたものとして存在しない以上、「中国というのは本来、危険な膨張主義の国家」だというのは、推定に過ぎません。少なくとも「地球は丸い」とか「連合艦隊は真珠湾を攻撃した」といった類の事実とは違います。櫻井の反中論の根幹がA)であるなら、そこには相当の確からしさが求められます。

毛沢東が中国の野望の証拠?

本当に中国は日本を併合しようというまでの野望を持っているのでしょうか。そんなことはわからないというのが結論でしょう。推定を客観的に肯定することも否定することもできません。ただ、櫻井が指摘するように中国が依然として共産党一党独裁で、民主主義の国家でないのは中国の意思決定の不確定さを増しているのは確かです。

民主主義の政体でも、国民がある種の熱狂に浮かされてとんでもないことをする危険はあるのですが、独裁国家はもともと意思決定のプロセスの透明性が低く、何をするか予測しにくいという問題があります。しかも、独裁政権は選挙を経ていないため、レジティマシー(政権の正統性)がありません。多民族国家で膨大な人口を持つ中国が、政権への求心力を維持するために、日本を脅威として利用する可能性はあるでしょう。

しかし、中国が日本を併合しようとする長期計画まで持っているというのは、相当飛躍のある考えです。ここで櫻井は毛沢東の独裁者としての悪行を野望の傍証として取り上げます。毛沢東が数千万の中国国民を殺して、何の痛みも感じなかったどころか、60年代にソ連にアメリカに核戦争をすれば、半分の中国人民が生き残り最後は戦争に勝利すると言ったことが言及されます。共産中国は毛沢東という危険な独裁者が作り出した以上、冒険主義的な本質を持っているというのです。

毛沢東は数千万どころか、在任中に1億以上の中国人を死に追いやったと言われていますし、大躍進政策で農業を壊滅させ、文化大革命で知識階級を崩壊させてしまいました。それでも、いまだに人民元の紙幣には毛沢東の肖像が描かれていますし、公式には建国の父としての名誉を保っています。しかし、毛沢東思想がいまだに中国政府の根本原理だというのは無理があるでしょう。中国の共産党一党独裁は変わっていなくても、「毛沢東はもうこりごり」と本音では思っている人が多いはずです。

小平は、文革で長男を障害者にさせられた挙句、党副主席の地位を追われ、工場労働者として働きながら、長男の介護を続けるという経験を強いられました。それでも、小平は権力復帰後も「毛沢東は功績第一、誤り第二」という立場を取りました。表面的には毛沢東の権威を保つことで、国家としての一貫性を保とうとしたのです。現実的な小平ならではの対応ですが、毛沢東が中国に多大の害悪をもたらしたと思われていることは間違いありません。

ただ、毛沢東が見捨てられたからといって、国家としての中国が毛沢東のようなことを二度としないという保証があるわけではありません。スターリンはソ連を収容所列島にし、人口比では毛沢東よりさらに多数の自国民を殺してしまい、その後フルシチョフに徹底的に批判され、功績も否定されました。しかし、そのフルシチョフはキューバに核ミサイルを持ち込み、世界を核戦争一歩手前まで追い込みました(「危機管理」)。

さらにソ連はチェコの自由化を戦車の力で圧殺し、スターリンのハンガリー暴動鎮圧の歴史が繰り返されました。スターリンの名をとったスターリングラード市は1961年にはヴォルゴグラード市に改められましたが、スターリンが第二次大戦のどさくさで獲得した日本の北方領土が返還されるようなことはありませんでした。それどころか、ソ連が崩壊して民主国家の道を歩むようにみえたロシアは、プーチンの時代になって強権でジャーナリズムを弾圧するような国に戻ってしまいました。政体が変わっても国家の体質はなかなか変わるものではありません。

とは言っても、国家の体質が変わりにくいということと、中国が一貫して日本を併合するような長期計画を毛沢東の時代から持っているというのは全く別の話です。そもそも毛沢東自身、櫻井も指摘するとおり軍事中心で、人民の命の値段をひどく安く考える典型的な独裁者ということはあっても、日本の併合まで考えていたというのは、少なくとも自明といえるほどの話ではありません。

中国はどこまで危険か

毛沢東の意志はともかくとして、中国は一貫して日本に対し様々な陰謀を企んでいるのでしょうか。陰謀というより、国際関係ではあらゆることがありうると考えていたほうがよいでしょう。日本のアメリカとの同盟関係、地域大国としての地位、中国侵略の歴史などを考えれば、中国が積極的に対日諜報活動や工作を展開していると想定するのは妥当です。

米ソが対立しているとき、イタリア、フランスなどのヨーロッパ西側諸国で共産党は国会に多くの議席を持ち、かなりの勢力を持っていましたが、ソ連の崩壊とともに皆崩壊してしまいました。イデオロギーで敗れたのではなく、ソ連からの資金援助がなくなって運営ができなくなってしまったのです。ソ連が西側各国の共産党に期待した西側転覆の謀略は実を結びませんでした。

中国の自衛隊の機密への諜報活動、政治家への美人局のような工作活動などは、恐らく事実でしょう。しかし、そのようなものは国家間では当たり前のことです。日本に対し敵対的なことをするから、日本を征服しようと思っているという論理が正しければ、情報活動が戦争行動そのものだという理屈になってしまいます。

中国に限らず、他国は日本に自国の思うとおりなって欲しいと考えています。アメリカは有形無形に日本に強い圧力をかけます。アメリカの意に染まない政治家は、それこそスキャンダルの暴露という陰謀も実行しているようです。韓国も、北朝鮮も、ロシアも、日本と強い利害関係にある国は、日本をコントロールしようと様々な策を弄しています。

その中で中国は、経済力の急速な充実と実態が不明なままに伸び続ける軍事力で、アメリカに対抗するスーパーパワーの道を歩んでいます(「日本はイギリスになれるか(3)」。中国は世界最大の人口と広大な国土を持ち、核保有国でもあります。日本として付き合い方を十分に考えなければいけない相手であることは間違いありません。

それでも、核ミサイルで攻撃するという方法を除けば、日本を攻撃する軍事力があると考えるのは、妄想に過ぎません。海を渡って強固な防衛陣に上陸作戦を遂行できる手段を持っているのは、世界でアメリカだけです。戦後長い間、中国が台湾に軍事的に手を出さなかったのは、政治的な理由もさることながら、単純に軍事的に不可能だったのです。

「現在中国が日本を制圧する軍事作戦を展開する力はない」ということと「将来ともあり得ない」ということは違います。しかし、蒙古襲来のように中国軍が、海を渡って日本に殺到するというのは、現段階では絵空ことと言って良いでしょう。台湾は日本よりはるかに中国本土に近いですが、それでも無理矢理上陸作戦を敢行すれば、中国軍に何十万人の損害がでるか見当もつきません。核ミサイルを除けば、海に囲まれた日本には、中国は真の意味では軍事的脅威ではありません。

直接軍事的脅威はなくても、中国の対日諜報活動は続いていくでしょう。機密を奪われることがどの程度危険なことか、正確なことはわからないのですが、中国が本気になれば日本が秘密を守り抜くことは非常に困難だということは思っておいたほうが良いでしょう。

戦後アメリカはほとんどヒステリックなまでにソ連の諜報活動を警戒したのですが、一番重要な原爆と水爆の製造ノウハウはすべて奪われてしまいました。それに対し、アメリカは対ソ諜報活動に莫大な費用を投じたにもかかわらず、ソ連崩壊までソ連経済の実態の把握さえできませんでした。独裁国家は防諜能力は非常に高いのです。

アメリカではCIAが暗殺を行うことの正当性が議会で問題になることがあり、今は正式にはCIAは暗殺活動はしていないのですが、ロシアは平然と暗殺を実行します。予算の執行、命令伝達の透明性が低い独裁国家は諜報活動の自由度が非常に高く、どのような手段を使っても機密を奪うことができます。機密性を高めることはかえって、機密の存在を知らせるようなものだとさえ言えます。

櫻井が中国の諜報活動に中国脅威論の根拠を言い出せば、否定は困難になります。何しろ中国の諜報活動がどのようなものかを確かめるすべはほとんどないからです。

陰謀史観への傾斜

確かめる方法がないという意味で、陰謀史観があります。櫻井は日本は悪くなく陰謀にはめられたのだという論理を往々にして展開します。その一つに満州事変のきっかけとなった張作霖の暗殺がKGBの陰謀だったというものがあります。面白い話かもしれませんが、一般には当時の関東軍参謀河本大佐が犯人とされています。河本大佐は犯行後、首謀者と認定され処分も行われています。KGB陰謀説は奇説と言って良いでしょう。

櫻井が飛びついたものには、真珠湾攻撃をルーズベルトは知っていたというものもあります。9・11のテロもそうでしたが、アメリカ大統領には膨大な情報が上がってきます。その中に日本軍の真珠湾攻撃の可能性を示唆したものもあったのでしょう。しかし、真珠湾攻撃で戦艦が全滅するなど甚大な被害をアメリカ側が被ったことを見ても、ルーズベルトが知っていて黙認していたと考えるのは、あまりに常識と乖離した考え方です。

当時ルーズベルトがイギリスを助けるために参戦したがっていたのは恐らく事実でしょう。また、日本蔑視から日本など一撃でうちのめせると思ってもいたようです。しかし、かりに日本の攻撃を知っていれば、準備万端待ち伏せをしても良いはずで、不意打ちを食らう必要は参戦の理由としてもありません。櫻井が見つけてきた連合艦隊が無線封鎖をしていなかったという議論も、事実に反します。日本海軍は暗号解読されているのに気づかずに同じ暗号を使い続ける程度には愚かだったかもしれませんが、無線封鎖をしないほど馬鹿ではありません。

櫻井はいくら日本を弁護するためとはいえ、なぜ陰謀史観が好きなのでしょう。それは主流の歴史観で日本に不利な場合でも、明確な証明のしようもない陰謀に論拠をおくことで、一発逆転ができると考えるからです。陰謀が陰謀であるためには、秘密であることが必要です。証明のできない陰謀の存在を前提にすることは、それが歴史観の一転を招くようなものであれば、相当慎重な検証が必要です。

櫻井にはそのような態度はまったくありません。自分の主張を助けるような(つまり日本は悪くなかったというものがほとんどのわけですが)、陰謀には実にやすやすと賛同して「これが本当なら従来の歴史観は一変しなければいけない」と言ってしまうのです。

南京事件も慰安婦も全くの捏造?

南京事件慰安婦問題については中国、韓国が日本に対する批判の内容はそのまま事実とは言いがたい点が多々あるのですが、少なくとも「そんなものは存在していない。すべて捏造だ」というのは正しくないというのが主流です。ところが、櫻井の論では「そんな事実は一切ない」となります。しかも、論拠としては陰謀や南京事件の写真に嘘のものが混じっているからといったもので、強固なものではありません。

「捏造は自明」ということになると、南京事件や慰安婦問題で日本を非難する人は「うそと知りつつ、日本を攻撃するために被害を言い立てる悪人」と「悪人にだまされる、単純で馬鹿な連中」ということになります。櫻井の中国、韓国での南京事件、慰安婦問題での反日活動にはこの見方をとります。

この悪人が反日運動を扇動しているという見方が、最初に言った「中国の日本併合という遠大な計画」に結びつきます。しかし、反日活動を主導する人たちが櫻井の「真珠湾攻撃をルーズベルトは知っていた」と考える半分程度の思い込みで、南京事件、慰安婦問題を事実として信じているなら、反日運動は遠大な計画とは無縁の話になります。

反日運動は、国家として日本への対抗、牽制として利用している面があります。北朝鮮は非常にはっきりと利用しようとしていますし、韓国のノムヒョン政権も、反日を積極的に活用しようとしました。中国はより戦略的に利用しているのは事実でしょう。

しかし、櫻井の論理では、中国はじめ南京事件、慰安婦問題で日本を攻撃する連中は、大うそつきばかりということですから、話し合うことは意味がないことになります。さらに、アメリカなど第三国へは「嘘をあばく」式の言い方しかできなくなります。少なくとも、南京事件や慰安婦問題さらに第二次世界大戦の日本の侵略性などは「ものの見方」としては、日本にそれなりの言い分が認められるべきでしょうが、全くの捏造の立場で貫き通せるようなものではありません。 (「捏造論」については次回ブログ記事を参照)

結局はただのアジテーター

陰謀論を含め、従来の認識と異なる見解に対する慎重な裏づけ、仮説の事実による検証は、科学者、ジャーナリストでは基本的に必要な態度です。櫻井は「日本が悪くはない」という気持ちに、非常に粗雑な理論武装をさせているだけです。これは、ジャーナリストではなくアジテーターと言うべきでしょう。

櫻井のような人物が脚光を浴びる理由の一つには、日本の明治から第二次世界大戦にいたる歴史を、やはりアジテーター的に攻撃してきた伝統的左翼への反発があるのでしょう。ソ連崩壊のころまでは、社会党(現在の社民党)などは毛沢東礼賛、北朝鮮擁護の立場でしたし、朝日新聞などマスコミの多くもそれに同調していました。南京事件、慰安婦問題なども教科書での歴史認識に結びつけるようなことは、日本の一部勢力の助けがあったのは事実です。アジテーションで批判するなら、それは確かに「自虐史観」でしょう。

しかし、櫻井の論理は左翼のアジテーションを逆の立場で、さらに極端に展開したものです。そして、櫻井の結論は愛国教育と憲法9条の改正、というより戦争できる態勢を作ることです。中国が本当に日本に攻めてくるなら、憲法など改正しなくても日本人は戦うでしょうから、本当に必要なのは核保有でしょうか。

櫻井はなぜか、日本の核保有を求めていません(私が知らないだけかもしれませんが)、櫻井の論理を突き進めると核保有しない方が愚かしく感じられますが、櫻井はアメリカとの同盟と愛国心で乗り切れるというのでしょうか。そのあたりはよくわかりません。

確実に言えることは、櫻井の著作の題の「この国をなぜ愛せないか」という設問は無意味だということです。愛国心だけは、数学や歴史と違って教える必要はありません。なぜなら愛国心は仲間内を守ろうという人間の本性に根ざしているからです。おそらく櫻井の求めるのは、過去の日本の歴史、文化、伝統的制度に無条件に肯定的であることが愛国心の定義なのでしょう。これは余計なお世話というのを通り越して、ほとんど日本原理主義ともいうべき考え方です。

原理主義は妥協を許しませんから、他の原理主義ときわめて危険な緊張関係を作ります。それこそ櫻井が真に求めていることなのかもしれません。でも、原理主義同士の衝突が起きたらどうなるのでしょうか。アジテーターはそんなことは気にしないのかもしれませんが。
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この記事に対するコメント

細かいことですが

>連合艦隊が無線封鎖をしていなかったという議論も、事実に反します。

実際無線封止は守られていたようですが、普段無線を多く出す艦隊が
無線を一切出さなくなるというのは「作戦開始近し」と敵に悟られます。
アメリカはある程度、日本の作戦行動近しは気付いていたでしょう。
それが真珠湾であるかどうかは分からなかったと思いますが。
【2008/01/28 19:10】 URL | KS #- [ 編集]


KS殿、

コメントありがとうございます。アメリカ側が真剣に日本の不意打ちを心配していたら、事前に連合艦隊を発見することはいくらでも可能だったと思います。本文にあるように、アメリカには日本に対する単純な蔑視と油断が政府首脳部にも軍部にもあったと思います。アメリカ側は戦争準備の不足から、日本に本格的な反攻に出るのに2年の歳月を要しました。
【2008/01/28 21:08】 URL | Realwaveconsulting #- [ 編集]

南京事件や慰安婦問題
>>櫻井の論では「そんな事実は一切ない」となります。
そんなことはいっていないですね。

>>中国、韓国が日本を内容はそのまま事実とは言いがたい点が多々あるのですが、
日本語が不自由なのですか。
【2008/01/29 09:27】 URL | やまかわ #AIlHpmOk [ 編集]


初めまして、コメントありがとうございます。
いつも勉強になります。これからもよろしくお願いします。
【2008/01/29 09:37】 URL | KS #- [ 編集]


>>>櫻井の論では「そんな事実は一切ない」となります。
>>そんなことはいっていないですね。

たとえば、「 存在しなかった『南京大虐殺』を材料に いまだ日本非難を続ける中国の戦略 」http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/archives/549

>>>中国、韓国が日本を内容はそのまま事実とは言いがたい点が多々あるのですが、
>>日本語が不自由なのですか。

大変しつれいしました。なおしました。
【2008/01/29 12:17】 URL | Realwaveconsulting #- [ 編集]

大虐殺?
櫻井さんは南京事件そのものは否定してないはず。
20万人規模の虐殺は無かった、ということでしょ?
実際、日本人の残虐ぶりを写したとされる写真は、インチキばかりだったことは明らかになってますよね。
この記事は公平に櫻井さんのことを書いているとは到底思えませんね。
【2008/01/31 20:14】 URL | 匿名 #aIcUnOeo [ 編集]


いきなり「日本語が不自由なのですか」などと、無礼な人だなぁ。
きっと桜井さんの信者なんでしょうね。
【2008/03/28 13:43】 URL | 匿名 #- [ 編集]

左派とか保守とか関係なく
櫻井よしこの言ってることは戦闘態勢をとりたいかのように言っているが、それでいいのではないだろうか?

憲法9条はもともとGHQにつくられたものであり今の時代には沿っていない
日本人は自分らで改正し憲法に誇りをもたなければならない
どこに軍を持ちながら極端な専守防衛の国があるだろうか?

すでに自衛隊は軍ではないのか軍なのか?などという論争をしている場合ではない

あれは兵力である。兵力でないのなら解体すればいいのだ

中国に日本征服の野望があろうとなかろうと、そういう事態が予想される以上手を打っておくのは当たり前である

個人で考えればたやすい
隣の強い男が腕力を背景に自分の家に侵入し金品強奪しにきた
これは抵抗しても殺されるか返り討ちにあうだけ
対抗できる腕力もしくは武器を用意しておくのは当然なのだ
個人単位でも強い人はその見た目や雰囲気で抑止力となり誰にも攻撃されない

国単位でも同じことだ

核は撃とうと考えている国はないとおもう 抑止力は非常にあり外交でも優位に立てるが

日本は核を持つかアメリカの核の傘に入るか、それは知らないが他国と同じような防衛をおこなうように憲法改正を望む

世界各国の軍は ~はしてはいけない という国際法?のようなものに則りそれ以外は何をしてもいいのだ

日本は ~してもいい で、これ以外の事はしてはいけない

こんなバカな話はない

軍を拡大しようが、核を持とうがコントロールすれば問題はない

問題はあるかもしれないが今のままでも問題はあるのだ

全く不満のない状態になどできようはずもない

北方領土も櫻井よしこは2島先行返還論を否定しているが全部返してもらうという点では一致している

返還過程は何とも言えないが、目的が最終4島返還であればそこは政治家が決めればいい
選択を誤ればそれまでなのだから

以上書いてないことにも触れましたが熱くなってすいません

あなたのブログは面白いのでちょこちょこ時間を割いて読んでいこうと思います
【2009/11/22 16:28】 URL | 匿名希望 #- [ 編集]

陰謀史観?
面白い話かもしれませんが、一般には当時の関東軍参謀河本大佐が犯人とされています。河本大佐は犯行後、首謀者と認定され処分も行われています。KGB陰謀説は奇説と言って良いでしょう。

この「一般には」が問題でしょう。
歴史認識はその後に公開された資料や証言の検証に耐えるものであなければならないでしょう。それが為されないまま「定説」や、「常識」とされた、事実として教え込まれた「史実」というものが、本当に歴史的な事実であったのか。
そこには、特定の意図や捏造の意思が働いていなかったのかという警鐘を鳴らしているのが櫻井さんや中西輝政先生でしょう。
米国で開示されたいるVenona文書を冷静に読めば、櫻井さんの主張は正当だと思える筈です。
【2010/05/14 06:34】 URL | 野口 康裕 #- [ 編集]

Re: 陰謀史観?
> 面白い話かもしれませんが、一般には当時の関東軍参謀河本大佐が犯人とされています。河本大佐は犯行後、首謀者と認定され処分も行われています。KGB陰謀説は奇説と言って良いでしょう。
>
> この「一般には」が問題でしょう。
> 歴史認識はその後に公開された資料や証言の検証に耐えるものであなければならないでしょう。それが為されないまま「定説」や、「常識」とされた、事実として教え込まれた「史実」というものが、本当に歴史的な事実であったのか。
> そこには、特定の意図や捏造の意思が働いていなかったのかという警鐘を鳴らしているのが櫻井さんや中西輝政先生でしょう。
> 米国で開示されたいるVenona文書を冷静に読めば、櫻井さんの主張は正当だと思える筈です。
ブログで考えを書いておきました。
http://realwave.blog70.fc2.com/blog-entry-254.html
【2010/05/17 05:49】 URL | RealWave #- [ 編集]


>櫻井は結論としては、教育の改革、憲法9条の改正を求めるのですが、その論拠は悪の帝国中国の脅威による危機です。教育の改革や日本の伝統的な価値感の復活などは、本来は中国の脅威とは別の次元の話でしょうし、一般的には憲法9条についても自衛隊の法的な不安定性から改正を考える人も沢山いるでしょう。しかし、「自国を自力で守り抜く決意を国民が共有し、必要な軍事力と、意思力を養うこと」が今の日本にとって最大の課題と言うためには中国の野望という具体的な脅威が必要なのです。


「別次元の話」という言い方をすればそうなのかもしれません。しかし本来的な必要性にプラスされてより必要性が高まるんじゃあないですか?関連性のあるものを「別次元の話」として一蹴する態度は改めたほうがいいのでは?と私は感じました。
それから「具体的な脅威が必要なのです」という表現も気になりました。2002年9月の小泉訪朝で真実が明らかになるまで、日本の社民党や共産党のような人達はどのような事を言っていたかをよく思い出してください。「北朝鮮が拉致をした、というそんな不確かなことを言うな!」 「保守層は9条改正の為に北朝鮮を悪の国家、脅威とする必要があるんじゃないのか!」 
今となってはおかしな発言ですね。
そもそも中国共産党に「日本を支配する計画がある」という証拠が無い、そのような前提に立っている論理がおかしい・・・・・こういう事を言い出すと警戒感を完全に捨てた全く無防備な国家国民となってしまいます。無防備というのは武力的な面に限らず精神面が特に重要です。現在、沖縄県民が世論誘導されて危険な状況になりつつあります。日本から琉球が独立して初めて2002年9月と同様に「櫻井氏の主張に耳を傾けておくべきだった」となるでしょう。「100%確かなもの」以外は前提とするな!これは非常に危険な論法だと私は感じました。
【2014/05/10 15:27】 URL | はまやらわ #- [ 編集]

初めて
お3人に指摘したい
誰が発言したか分からない

1/GFの無線封鎖で発信の増減は
作戦前に顕著になり直前に減、
戦闘開始後は勝敗に因る事が
馬鹿な参謀連中も分かってる
から、欺瞞の通信員を置いて
赤城役、加賀役みたいに
送受信していた。

2/櫻井は南京虐殺を否定してるが
南京事件の肯定もしてない
個々の重箱つつき攻撃から
したら、全体を否定してると
解釈されて当然。

3/日本侵攻力は皆無
溺死体か救命具で
来たいなら別だが。

兵力の上陸すら困難なのに
兵站支援は不可能、お馬鹿さんは
戦車や兵員だけで戦闘が
出来ると勘違いしてる、現代戦は
莫大な燃料や電力が必要で
自衛隊は国内移動すら出来ない
兵站能力しかない、中国が
日本を占領したいなら多分
50万人分の食料燃料弾薬から
衣類トイレットペーパーに
至るまで用意しなければ
ならない、軍事輸送を
優先したら中国国内経済が
破綻する。中国が動かす
必要が有る物量は日米の
民間ラインを借りても
厳しい。
【2017/03/25 16:17】 URL | ジョン #j72wRO66 [ 編集]


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