ビジネスのための雑学知ったかぶり
ビジネスでも雑学は重要! 知っていると少しは役に立ったり、薀蓄を自慢できる話題をご紹介
プロフィール

RealWave

Author:RealWave
Twitterアカウントはrealwavebabaです。

馬場正博: 元IT屋で元ビジネスコンサルタント。今は「A Thinker(?)]というより横丁のご隠居さん。大手外資系のコンピューター会社で大規模システムの信頼性設計、技術戦略の策定、未来技術予測などを行う。転じたITソリューションの会社ではコンサルティング業務を中心に活動。コンサルティングで関係した業種、業務は多種多様。規模は零細から超大企業まで。進化論、宇宙論、心理学、IT、経営、歴史、経済と何でも語ります。

ご連絡はrealwaveconsulting@yahoo.co.jpまで

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

お客様カウンター

Since 2009/10/21

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

宅配便の電気自動車の駐車違反免除を
yamato.jpg


ガソリンの値段が上がって電気自動車(EV:Electric Vehicle)の普及が現実的なものとして取り上げられるようになってきました。しかし、EVの普及最大の障害は依然としてコストです。現代の産業やインフラはガソリン自動車に最適化されていて、EVがそれをくつがえすのは容易ではないのです(EVはトヨタ王国を崩壊させるか)。

現在のEVは最高速度が時速300キロを超えるものさえあり、スピードはガソリン自動車と遜色ないどころか、上回るものもあるのですが、一度に走れる距離は100キロメートル程度です。電池の性能がネックになっているのです。

電池がネックになっているのは走行できる距離だけではありません。価格は同程度の出力のガソリンエンジンと比べると、電池とモーターの合計で3倍ほどにもなります。価格差で約100万円で、200万円前後の中級車では決定的と言えます。

価格差が生じる最大の原因は、EVがガソリン自動車と比べて圧倒的に生産量が少ないことにあります。潜在的な優位性があっても、後発技術がすでに量産化の確立した技術に追い付くのは簡単ではありません。液晶がブラウン管を追い抜くには40年以上かかっています。

それでも、液晶は電卓の小型表示装置や、高価なコンピューターのディスプレイとして、競争力を持てるニッチ市場を見つけることができました。EVがいずれガソリン自動車を置き換える日が来るとしても、そのようなきっかけとなるニッチがなくては、長い時間がかかってしまうでしょう。EVを地球温暖化防止の切り札の一つと考えるのなら(地球温暖化を止めるには)あまり悠長なことも言っていられません。

EVに最適なニッチとして考えられるものの一つに宅配便の自動車があります。宅配便は一日当たりの走行距離は40キロメートル程度です。現在の電池の性能でも2日に一度の充電で十分です。速度も宅配便の運転手は厳格に交通規則を守りますから、時速100キロも必要ありません。

それでも価格は問題になるでしょう。そこでEVの宅配用自動車に限り15分まで駐車違反を免除にするのです。これならEV普及のための補助金に税金を使う必要もありません。交通渋滞も宅配便が15分程度駐車するからといって、それほど悪化することもないでしょう。宅配便のなかには駐車違反にならないように、わざわざ助手席に人を乗せておく場合もあります。駐車違反にはなりませんが、交通渋滞という点では同じことです。

宅配業者からすれば、駐車違反になったり、駐車場、助手の乗車などのコストを負担することを考えれば、大きなメリットになります。100万円程度の価格差ならそれだけでも、お釣りがくるくらいかもしれせん(ちょっと大袈裟ですが)。それでなくても走行距離を考えると燃料費は年間20-30万円程度は安くなるはずです。

EVはエネルギー効率が高く、二酸化炭素の発生量はガソリン自動車よりずっと小さいので、宅配業者のイメージアップの点でもメリットは大きいでしょう。宅配便に限らず、コンビニの頻雑な在庫補給など、都市内の物品の輸送はEVでカバーできるものは多いはずです。高速道路を150キロで疾走するような怪物を、EVで置き換えることは現実的な選択です。形を標準化すれば、駐車スペースも能率的に設計できます。

原油価格の上昇は石油資源のない日本にとって大きな痛手であることは間違いありませんが、優秀な技術を持つ自動車メーカー、電気、電池メーカーがあります。それと日本的な宅配便、コンビニなどのきめ細かな配送システム、さらに高密度で駐車スペースもろくにない大都市をうまく結びつければ、世界のEV普及にリーダーシップを取ることができます。どうでしょうか。
スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://realwave.blog70.fc2.com/tb.php/160-783d2132
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。