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馬場正博: 元IT屋で元ビジネスコンサルタント。今は「A Thinker(?)]というより横丁のご隠居さん。大手外資系のコンピューター会社で大規模システムの信頼性設計、技術戦略の策定、未来技術予測などを行う。転じたITソリューションの会社ではコンサルティング業務を中心に活動。コンサルティングで関係した業種、業務は多種多様。規模は零細から超大企業まで。進化論、宇宙論、心理学、IT、経営、歴史、経済と何でも語ります。

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LPGAが英語義務化
このブログを書いて1週間もしないうちに、LPGAは方針を転換し、「英語のできない罰則としてツアー衆生資格を奪う」ことは止めることにしたようです(英語ですが興味があれば)。

8月26日に発表された英語義務化の方針ですが、世間から集中砲火を浴びて(LPGAに言わせると「多方面から貴重なるご意見をたまわり」となっていますが)、さすがに引っ込めたということのようです。何はともあれ、来年も宮里藍も上田桃子も安心してアメリカでプレーできそうです。


宮里
宮里藍もプレーできなくなる?

韓国人選手がターゲット

ゴルフに興味のない人でも、宮里藍が女子プロゴルファーだということは知っていると思います。宮里藍は現在アメリカに拠点にしてプレーをしていますが、アメリカの女子プロゴルフを組織運営しているのがLPGA(Ladies Professional Golf Association)です。

そのLPGAが去る8月25日、来年(2009年)末から、LPGAで2年以上ツアーに参加している選手に英語の会話試験を行い、落第するとツアーの出場権を失うと発表しました。

背景には(もちろんLPGAは否定していますが)韓国人選手のLPGAへの大量進出があるのは間違いありません。現在LPGAのトーナメントツアーにはは26カ国から121人の外国人プレーヤーが参加していますが、そのうち45人は韓国人です。

最近では大きな大会で決勝進出をする韓国人はアメリカ人選手とほとんど同数に程度になっています。メイジャーを含め大会で優勝する選手も多く、数だけでなく実力的にもアメリカ人を上回るような勢いです。

LPGAで韓国人が活躍するようになったのは、比較的最近のことです。朴セリという選手がプロ入り3年目の1998年にマクドナルドチャンピオンシップで初勝利をメイジャー大会で飾り、さらに全米女子プロ、全米女子オープンで優勝し話題をさらいました。その後朴セリを皮切りに次から次へと韓国人選手がLPGAで活躍をはじめ、現在に至っています・

なぜ、日本よりずっとゴルフ場もゴルフ人口も少ない韓国から、そんなに大勢のそれも女子プロゴルファーが輩出するか不思議と言っても良いのですが、今や家族ぐるみでアメリカに移り、娘をLPGAで活躍させようとしている韓国人が多数います。

朴セリなどは立派な英語を話すのですが、韓国人選手が増えるにつれ、英語ができなくても活動できるサポート体制が整ってきました。今LPGAで活躍している韓国人選手の多くが、それほど英語が得意でないようです。

LPGAの言い分は、LPGAのプレーヤーはプレーだけでなくファンに対し、きちんとコミュニケーションを行える能力が必要だというものです。LPGAは様々なファンサービスを行っていて、プロアマ戦といって、プロと素人が一緒にプレーするようなものもあります。

英語ができないとプロアマ戦に参加しているアマチュア(その多くはスポンサーだったりするのですが)が十分に満足できないというのは、同意せざる得ないでしょう。少なくともLPGAには「外国人差別をしていない」と言える根拠はあるわけです。

しかし、英語の試験が外国人選手にだけ大きなプレッシャーになるのは疑いもない事実です。正確に言うときちんと英語をしゃべれない選手には負担以上のものがあるでしょう。

いくらファンサービスが大切と言っても、LPGA以外で英語力を求めるプロスポーツ競技はアメリカにはありません。メイジャーリーグでプレーしている日本人野球選手の多くは通訳を頼ってプレーしています。

コミュニケーション能力が重要なチーム競技の野球ですら英語を必要条件としないのに、いくらファンサービスだからといって、個人競技のゴルフに「規則として」英語力を求めるのは、まともな話とは思えません。

LPGAの今回の措置の原因を作ったのは韓国選手の大量進出なのは確実なのですが、LPGAでは日本人プレーヤーとして、宮里藍の他、上田桃子がレギュラーシーズンで活躍しています。宮里はかなり英語も上手なのですが、上田はそうでもないようです。来年末までに英語の試験パスできる英語力を養えるでしょうか。

宮里、上田だけでなく、現在の日本人女子プロゴルファーのレベルを考えると、今後もゴルフの実力ではLPGAで活躍できる選手はどんどん出てくると考えられます。英語力が前提ということになると、それもどうなるかわかりません。

LPGAはファンのためと言っていますが、宮里藍や上田桃子の活躍を楽しみにしている日本人は沢山います。日本人選手の活躍で野球のメイジャーリーグが日本のマーケットを開拓したように、外国人選手によって、世界にマーケットを広げるのは高い水準を持つスポーツの常道です。LPGAは自ら世界最高の女子ゴルフ大会というカンバンを下ろすのでしょうか。

背景には人種差別?

一般的に言えば、外国でプレーする以上、その国言葉が使えるが望ましいのは言うまでもありません。日本でプレーする外国人野球選手、サッカー選手はほとんど日本語は使えません。それがいつまでたっても外国人はお客さん扱いになっている理由でもあります。

逆に相撲はモンゴル人もブルガリア人も日本語を使います。モンゴル人力士はモンゴル語が日本語と類似していることもあって、ほとんど母国語のように日本語を使います。それに比べると、外国でプレーする日本人の外国語能力はお粗末なケースがほとんどです。

しかし、英語力に関して言えば、モンゴル人の日本語が上手なのと同様に、同じインドヨーロッパ語族の人たち、ゴルフに限定すれば白人たちが圧倒的に有利なのは明らかです。

ゴルフはアメリカでも、金持ちのスポーツで白人が主流です。黒人のタイガーウッズが圧倒的な実力を持つ中で、二番手の白人の実力者のフィル・ミケルソンが、ずっと沢山の拍手を受けたりします。

アメリカは人種差別に対し非常に神経質な国で、人種差別的な言動を指摘されると、右よりの政治家でも当選が難しくなるくらいです。しかし、それは底流では根深く人種差別が存在しているという証拠でもあります。

今回のLPGAの英語能力を選手に求める動きは、いかにLPGAが否定しようとそのようなアメリカの人種差別的側面が、ゴルフという「白人のスポーツ」で表面化したものと考えてよいでしょう。それが邪推というなら、邪推されないためにそんな規則はやめるべきです。

人種差別的な背景から出てくる動きは、反捕鯨から北京オリンピックの偽装騒動まで、形を変えて色々な所に顔を出します(クジラとチベットなど)。それらはすべて正当な理由を看板にしていて、人種差別の本心は絶対に明かそうとはしません。

多くの場合、たとえば反捕鯨に対して、いきなり人種差別論を持ち出すのは良いことではありません。それは何かの行動を批判するとき、フロイト流の深層心理を突き動かす幼児期の性的体験を根拠に持ち出すようなものです。正しいかもしれませんが、生産的ではありません。

しかし、英語力をとやく言われたら、人種差別だと言って怒るのは妥当なことと思えます。韓国人が、そして日本人が英語が下手くそなの知能の問題ではなく、人種的なものだからです。LPGAで日本人選手が活躍するのは楽しみでもあったのですが、何だかつまらないことになってきてしまいました。
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