反対です。 わたしは反対です。土地バブルの時は、メモリーに代表される、国際競争力がありましたが、現在の体力は、比較出来ないレベルで低いと認識します。つまり破裂後に耐えられないと考えます。
また、今更高度成長を求めるのはいかがかと存じます。少子高齢化社会では、低成長でも、プラスが出る分、良しとするのが妥当かと考えます。
今は国内経済の組み換えが第一で、ダメ元で国際競争力がある商品開発が第二だと考えます。
【2009/09/15 12:35】
URL | 桃栗 #- [ 編集]
ご意見を頂きたいのですが 国際競争力がある商品開発を「ダメ元」にした直接の理由は、デジカメです。
わたしはアナログに愛着があって、理論的にアナログを超えた後も、デジカメへは切り替えませんでした。今冬、考える所があり、一眼レフのデジカメを購入。その性能・利便性に舌を巻きました。その後薄型コンデジ・中型機を追加購入。一眼レフタイプに比較すれば劣るものの、価格を考えれば絶賛せずにはいられない内容でした。
さてそんな日本のデジカメが日本を救っているかと問われれば、答えはNoになると思います。さてそうすると何をすればよいのか? わたしには分かりません。
いかがお考えになりますか?
【2009/09/16 16:51】
URL | 桃栗 #- [ 編集]
Re: ご意見を頂きたいのですが 桃栗さん、
デジカメは日本の伝統的なカメラ技術のベースがあって、製品として成り立つので、TVや携帯電話ほどには、韓国、中国は簡単には作れないようです。それでも、ソニー、パナソニックが参入できたように、水平分業は進展していて、誰でも作れるようになる日も近そうです。
日本のような巨大な経済を持つ国が「これ一発」で大きな浮揚力を得るのは困難ですが、有力候補を挙げておきます。
(1) 環境ベースのエネルギー産業
具体的には原子力、太陽電池などが部品として考えられますが、もっと大切なのは、地球規模でエネルギーの最適利用を促進するシステムを考えることです。たとえば、アルミやシリコン生産のように電力を大量に使用する産業は、立地の容易な外国に原発を作り、そこで全部作るようなことも考えるべきです。このような大きな意味でのシステム技術は簡単にコピーはできません。
(2) 食糧生産
食物を作るのに必要な、エネルギー、水、資源は一般の産業から考えると本当は微々たるものです。人間がガソリンで生きることができるなら、一日の必要量は0.2-0.3リットルにしかなりません。農業がエネルギーや水を大量消費するのは、広い土地に、水をまき(ほとんど捨てているのに等しい)、太陽熱という非常に低密度のエネルギー源を使っているからです。植物を工場で作れば、製鉄所10個くらいの広さの工場で、日本中人のカロリーは全てまかなえるかもしれません。もちろん、天候の影響などなにもありませんし、耕運機を動かす燃料も、同じく捨てているような使い方をする肥料もずっと少なくて済みます。これには、化学プラントの技術、農学など総合的な技術の結集が必要ですが、日本人に向いていると思います。もちろん輸出競争力もありますが、問題は既存の農業、農家とどう折り合いをつけるかです。
(3)医療、社会福祉
医療や社会福祉は究極のサービス産業です。ホテルやレストランの運営を見ると、日本はどうもサービス業のシステム運営を発明する力は欧米より弱いようなのですが、いったん輸入されるとスタバのクオリティーが世界有数になるように、日本人がサービス業に向いていないわけではありません。
どうすれば良いかつめて考えていませんが、介護、医療を3K職場から、高度サービスの提供の場に替えることができれば、世界中から日本に老後を過ごしたいと言う人が集まるでしょう。世界でも日本の都会ほど、安全で文化が集中したところは稀です(マンハッタンで老人が安心して生きていける環境を作ろうとしたら、東京の何倍も費用がかかるでしょう)。日本は一見さえない国ですが、本当に暮らす気になれば、とても良い国です。
ほかにもアニメ、ゲームなどもありますが、上に挙げてた3つは非常に規模の大きな産業になることができます。できることはまだまだあると思います。
> 国際競争力がある商品開発を「ダメ元」にした直接の理由は、デジカメです。
> わたしはアナログに愛着があって、理論的にアナログを超えた後も、デジカメへは切り替えませんでした。今冬、考える所があり、一眼レフのデジカメを購入。その性能・利便性に舌を巻きました。その後薄型コンデジ・中型機を追加購入。一眼レフタイプに比較すれば劣るものの、価格を考えれば絶賛せずにはいられない内容でした。
> さてそんな日本のデジカメが日本を救っているかと問われれば、答えはNoになると思います。さてそうすると何をすればよいのか? わたしには分かりません。
> いかがお考えになりますか?
【2009/09/17 16:00】
URL | RealWave Consulting代表 #- [ 編集]
流石のお答えです。 (1)は先進国・発展途上国の国際協力が必要になるので、日本がどこまでイニシャチヴを採らせて貰えるかが心配です。常温超電導が実現できたなら、ヨーロッパはアフリカの砂漠地帯に太陽電池基地を作って、電力を送電するとの構想があるそうですが、これってかなりエゴイスティクな発想ですよね。
(2)は画期的ですね。こういうことが可能だとは、思い至りませんでした。
(3)はやろうと思えば現実的です。「経済の組み換え」の主眼はここにあって、書きました。わたしは開業医ですが、日本の医療・介護保険報酬は少な過ぎると思います。開票医が一応いい生活をしているように見えるのは、経営者兼労働者だからです。介護では経営専任者が存在し、しかもその専任者はしかるべき報酬を事前に設定しますから、その結果、従業員の方の報酬に皺寄せが来ます。病院でも、実質的には労働者でない人々が多い、地方自治体が運営する病院は、軒並み赤字です。黒字を出せるのは、医師への報酬が少ない、大学付属病院か一部の大研修病院のみです。
TVで、ファミレンの業態転換の舞台裏を見たことがありますが、対象店舗に意外にも客が入っていることに驚きました。それでも転換するのですから、この業界が求める利益率は、医療のそれとは違う次元で高いのでしょう。
【2009/09/18 13:28】
URL | 桃栗 #- [ 編集]
金融商品 別サイトではお世話になりました。以下のような考え方は可能でしょうか。ご教示いただければと思い投稿しました。
1.「商品」を以下のように分けることが出来るかどうか。
a.実体経済商品・・・・いわゆる古典的商品、モノ・サービス
b.一般金融商品・・・・実体経済に関わる金融商品。通貨、株式等のうち、aに見合うと想定される部分
c.相場性金融商品・・・デリバティブ等の金融商品。a、bのうちcに流入している部分。
*例えば、「土地」は、一般的には、aですが、cになっている部分があるとすれば、それを経済学、統計学、その他で計測できないかどうか。
*通貨、株式等も同じですが、通貨の場合、いわゆるマネーサプライというのでしょうか、「供給」の計測の方が重要なのだと思いますが、今の計測法に問題がないのかどうか。
2.ある程度合理的なレベルで、1が可能だとすれば以下のようなことが可能になるのではないか。
a.バブル警報:発生要因、程度
b.インフレ、デフレのより正確な定義、判断。政策への適用。
【2009/09/21 06:42】
URL | 朝風夕波 #- [ 編集]
Re: 金融商品 朝風夕波さん、
これはこれは、はるばるいらっしゃい。ここは人通りは多くはありませんが、それはそれなりに住み心地の良い街だと思います。
所詮は私の我流の理論と思っていただきたいのですが、商品は使用価値、生産コストと分かちがたく結びついた、実物商品(これは人件費も含む普通の品物)と、転売されるために作った株や債券のような金融商品と二つに分けられると思います。
金融商品は「現物」と「先物」のに分けられるかもしれませんが、デリバティブの技術で、この区別もなくなりつつあります。それどころか、デリバティブに商品相場を組み込むようになって、今や実物経済との垣根もなくなりつつあります。
それでも、おっしゃるとおり、マネーサプライのGDP成長率との乖離率や、さらに土地の値段の乖離率などを比べれば、バブルの発生の診断はできますし、そのような手法で、株や土地の値上がりをバブルと言い当てた、人も沢山います。
しかし、バブルのただ中では、そのようなまともな人の意見よりもっと大きな声で、「今度の相場は歴史的な○○○による過去の相場とは全く異なる(○○○の中にインターネットでも、移民の竜でも何でも入れてください)」という理屈も叫ばれるので、どうしても「これはバブルではない」と信じてしまうのです。
それでも、色々な「バブル警報装置」となる指標を集めて、いつもウォッチすることは大切です。数字の読み方は色々な考え方はできますが、数字は数字だからです。少なくとも本当に賢い人は、数字から真実を見通すことできると思います。今になって振り返れば、長短利率、失業率、マネーサプライなどの数字はやはりバブルを示していたとわかります。
> 別サイトではお世話になりました。以下のような考え方は可能でしょうか。ご教示いただければと思い投稿しました。
>
> 1.「商品」を以下のように分けることが出来るかどうか。
> a.実体経済商品・・・・いわゆる古典的商品、モノ・サービス
> b.一般金融商品・・・・実体経済に関わる金融商品。通貨、株式等のうち、aに見合うと想定される部分
> c.相場性金融商品・・・デリバティブ等の金融商品。a、bのうちcに流入している部分。
>
> *例えば、「土地」は、一般的には、aですが、cになっている部分があるとすれば、それを経済学、統計学、その他で計測できないかどうか。
> *通貨、株式等も同じですが、通貨の場合、いわゆるマネーサプライというのでしょうか、「供給」の計測の方が重要なのだと思いますが、今の計測法に問題がないのかどうか。
>
> 2.ある程度合理的なレベルで、1が可能だとすれば以下のようなことが可能になるのではないか。
> a.バブル警報:発生要因、程度
> b.インフレ、デフレのより正確な定義、判断。政策への適用。
【2009/09/22 00:39】
URL | RealWave Consulting代表 #- [ 編集]
有難うございました。 なるほど、了解しました。我流の理論、とご謙遜ですが、身近な現実問題の構造を理論的に解明していかんとするご意思、敬服いたします。
サブ゙プライム金融恐慌発生に対して、今後どのような監視、規制が敷かれるのか、興味あるところですが、アメリカは監視強化を嫌うのでしょうね。その前に、市場から回復させちゃえ、という感じでしょうか。
テクニカルには、公的機関などによる諸段階のバブル発生警報装置を作動させて、イナゴ害を未然に防ぐような方法はありうるような気がするのですが、其軸通貨国アメリカ流の市場生産性最優先戦略に押し切られるような感じがします。アメリカは、それなくして存在しえない国になるのでしょうか。
日本の場合、世界経済先端のカレント・トピックスと同時に、常に、先進国最後尾に押しやらんとする力学のオールド・トッピクスが多過ぎますね。お世話になった高速道路問題もその一つだと思いますが、別途そちらへも改めて、寄せさせていただく積りでおります。
よろしくお願いいたします。
【2009/09/22 12:54】
URL | 朝風夕波 #- [ 編集]
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