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馬場正博: 元IT屋で元ビジネスコンサルタント。今は「A Thinker(?)]というより横丁のご隠居さん。大手外資系のコンピューター会社で大規模システムの信頼性設計、技術戦略の策定、未来技術予測などを行う。転じたITソリューションの会社ではコンサルティング業務を中心に活動。コンサルティングで関係した業種、業務は多種多様。規模は零細から超大企業まで。進化論、宇宙論、心理学、IT、経営、歴史、経済と何でも語ります。

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で、どうします?
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岡田外務大臣が迷走を続けています。普天間基地の問題解決に嘉手納基地との統合という、昔のアイデアを引っ張り出したと思ったら、オバマ大統領の訪日までに合意への大枠の道筋をつけたい、クリントン国務長官と会談するための訪米を計画したところ、日程が合わないと理由で頓挫してしまいました。
岡田外相は前回の民主党代表選を鳩山首相と争った実力者です。民主党の最高権力者の小沢一郎とは遠いと言われていますが、それが外務官僚の一種のサボタージュでクリントン国務長官のスケジュール調整の不調につながったのかもしれません。

本当のところはわかりませんが、岡田大臣が嘉手納基地と普天間基地の統合を率直にぶつけることで事態が打開できると本気で考えたことは間違いないようです。それはそれで、悪い考えではないような気もしますが(実際過去にはアメリカも、統合案を検討したことはありました)、現時点ではアメリカは受入れがたいようですし、沖縄県民の抵抗も強いと思われます。

気になるのは岡田外相の物言いや動きが、前原国交相の八っ場ダム建設中止や羽田空港のハブ化発言に見られる「前のめり」な行動パターンと良く似ているように見えることです。二人とも民主党代表経験者で年齢的も若く、「無事務めあげる」ことより「積極的に政策の方向性を打ち出す」ことに意欲的なのでしょう。このこと自身は評価すべきです。

しかし、外交と内政は大きく違います。内政は政権を持っていれば、相当な裁量権を発揮することができます。現に八っ場ダムを始め多くの公共事業はストップをかけられていますし、羽田空港のハブ化はともかく国際化は進めることができそうです(国際化が進めば、自然と実質ハブ化も進みます)。

これに対し、外交は普天間基地の取り扱いという、ややかしいとは言っても友好国相手の「軽量級」の問題でも解決は容易ではありません。もちろん沖縄の基地問題は外交問題である前に、取り扱いの難しい国内問題です。何より閣内に社民党という強硬な反駐留米軍派を抱える以上、選択肢の自由度は大幅に制限されています。

それでも、普天間基地の問題が外交にかかわっていることが難しさを格段に高めていることは間違いありません。アメリカが納得するか、あるいは腹を決めてアメリカと決定的に対立しない限り(それでもキューバのグァンタナモ海軍基地のように、アメリカ軍が居座る場合もありますが)、何らかの「解決策」に到達することはできません。

不思議なことに、一般大衆はともかく、多くの政治家も外交で自国に有利な主張を通すこがそれほど難しくはないと思っていることです。自分たちの正しい主張(つまり自国に有利な主張)は、正しいからには、強く言えば結局は通るはずだと思っているようなのです。

民主党の岡田大臣だけではなく、「美しい国」という「友愛」以上に意味不明な目標を掲げた安部首相は同時に「主張する外交」を唱えました。安部首相の「主張する外交」とは「戦後レジームの脱却」つまり、「日本はそれほど前の戦争で悪いことはしていない」「北方領土は絶対に返せ」といったものですが、相手の抵抗に恐れをなしたのか、ろくに主張もしないままで、体調不良とかで辞任してしまいました。

安部首相がろくに「主張する外交」を展開しなかったのは、それほど悪いことではなかったでしょう。相手に気に入らないことを強く言えば、相手は当然反発します。この反発の程度はこちらの主張の強さの程度に比例しますから、まともに「主張する外交」を行っていれば、相当ひどいことになったと予想されます。

自分にはコントロールできない外国を相手に点数稼ぎをしようというのは、日本に限らず世界の政治家で広く見られます。それも国内問題がうまくいかなくなればなるほど、その傾向が強まります。どうも国内問題の難しさを目の当たりにすると、外国の方が言うことを聞かせることが簡単だという錯覚に陥ってしまうようです。

普天間基地の問題をどのように解決すべきか色々意見はあるでしょう。しかし、確実なのはどんなに大変そうでも、国内問題は外交問題より自国の政府のコントロールできる余地がずっと大きいということです。当たり前なのですが、岡田大臣を見ていると、そんな単純なことを本当には理解していないのでないかと思えてしまいます。余計なお世話なら良いのですが。
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