マイクロソフトは反撃に出ます。ネットスケープが上場されたのと同じ年の1995年の5月16日、ビルゲーツは幹部向けに「The Internet Tidal Wave(インターネットの波)」と題したメモを送ります。その中でゲーツはネットスケープがインタネットの世界から生まれた新しい競争相手であるとして、インターネットの可能性を十分に理解していなかった失敗を認めます。そして、インターネット対応は最重要課題であり、マイクロソフトの製品ラインはインターネット環境に向け舵を取らなければならないと伝えました。