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馬場正博: 元IT屋で元ビジネスコンサルタント。今は「A Thinker(?)]というより横丁のご隠居さん。大手外資系のコンピューター会社で大規模システムの信頼性設計、技術戦略の策定、未来技術予測などを行う。転じたITソリューションの会社ではコンサルティング業務を中心に活動。コンサルティングで関係した業種、業務は多種多様。規模は零細から超大企業まで。進化論、宇宙論、心理学、IT、経営、歴史、経済と何でも語ります。

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タッチタイピング始末記
typewriterUnderwoodKeyboard.jpg

タッチタイピング挑戦を思い立つ

タッチタイピング、ブラインドタッチと言う方が通りがよいかも知れませんが、「ブラインド」という言葉がご多分にもれず最近は差別語として引っかかって、タッチタイピングが正式な呼び名になっているようです。要はキーボードを見ずにタイプを打つことです。

キーボードだけでなく、ディスプレーも見ないのが本当のタッチタイピングなのですが(こうなると元の「ブラインド」タッチの方が意味がよく通ります)、日本語はカナ漢字変換が必要なのでこれは無理です。それでもキーボードを見ながらタイプを打つのと比べればスピードの違いは歴然としています。

私が大学を出てすぐにコンピューター会社に入社した頃、一般の日本人にとってタイプライターは限られた仕事の人が使うものでした。その限られた人々にコンピュータ業界の人間は入っていたわけですが、当時のコンピューター業界にはキーパンチャーという職種があって、コンピューター入力のためのパンチカード(葉書を少し細長くしたような紙で80文字を入れることができました)の打ち込みは主としては彼女たち(大半が若い女性でした)の仕事と考えられていました。
Punch-Hollerith_card.jpg
パンチカード(縦の列の穴の位置で英数字を表し、1枚で80文字入力できた)

コンピューター会社のエンジニアだった私は、プログラムやシステム操作のためにパンチカードを沢山打ちましたが、誰もちゃんとした打ち方を教えてなどくれませんでしたし、タイピングのための学校も秘書になるためのものがあるくらいで、一般的ではありませんでした。

そのためにいつの間にか不自由なく打てる(と言っても自分のプログラムくらいですが)ようにはなりましたが、全くの我流でした。そのうち社内で電子メールが使われるようになり、かなり大量の文章を入力する必要がでてきたのですが、会社が外資系だったため英文ばかりで、カナ漢字変換のチェックも必要なくキーボードを見ながら打つことで用が足りていました。そもそもその頃はどのコンピューターも日本語入力などできませんでした。

コンピューターで日本語入力ができるようになると、キーボードを睨みながらのタイピングはではひどくタイピングの速度は遅くなってしまったのですが、長年の癖を直すのは難しいことと、人のしゃべったことではなく、自分の考えることを打つだけであれば、そこそこ必要な速度で打てるということで、そのままでたらめなタイピングを続けてきました。何といっても、タッチタイピングを習熟するまで、ひどく低下するだろう能率が気分的な障害になりました。

そんな私が長年の悪癖を脱して、正しい指の使い方でタイプをしようと思い立ったのは、「私は2週間でブラインドタッチをマスターした」というブログを読んだからです。それが年明け早々だったこともあり、「何か一つくらい新しいことをしようか」という気分もありました。

ブログを読むと学校に行く必要もなく、それどころかタッチタイピング用のソフトさえ必須ではなさそうです。話半分としても4週間もあれば、タッチタイピングが身に付きそうだ、考えてみればこれから一生、不格好でいい加減なタイプを続けるのはどうかと思う、ということでタッチタイピングに挑戦することにやや悲壮な(?)決意を固めました。

まずはスタート

世の中にはタッチタイピングの練習のやり方を扱ったサイトやソフトはそれこそ山のようにあります。その中で決心のきっかけになったブログの指示にしたがってみることにしました。

「タッチタイピングを覚えるのは、歩くことや自転車に乗るのを覚えるのと同じです。自転車のように転んでも痛くないので、もっと簡単です」
自転車が乗れるようになるのにどれくらいかかったっけ。でも痛くないのは本当だな。頑張れるかもしれない。いやきっと頑張れるさ。

「キーボードにはホームポジションがあり、左指を小指から順に、薬指、中指、人差し指をA、S、D、Fのキーに、右指は人差し指から、J、K、L、;のキーに置きます」
フムフム、こんなことも知らなかった。

「右手と左手の人差し指がのる、J、Fは指で触ってわかるように印がついています」
これも知らなかった。しかし、キーに付いている印はあまりはっきりしないな。どうせならもっとはっきりしたものを付けてくれればいいのに・・

「その他のキーはどの指で打つか決まっています。キーと指との関係を描いてある図(これはどこにもあります)を机の前に貼って置いてください」
机の前に貼るのは格好悪いな。画面を開いておいて、忘れたら(まだ覚えてもいないのに!)見ることにしよう。

「最初は無理に覚えなくても構いません。わからない時は貼ってある紙を見て確認しましょう。でもキーボードは見ないように気を付けてください」
はいはいわかりました。キーボードは見てはいけないんですね。わからなくなったら画面を開いて確認することにします。

「Windowsのメモ帳を開いて、aaaaaaaaaaと打ってみましょう。打つ時には声を出して五感を駆使するようにしましょう」
声を出すのはちょっとなぁー。

「声を出すのができない時は、頭の中で読み上げるのでも構いません」
良かった。では言われた通りにします。

「では次にiその次はuとaiueoを続けて10回ずつ打って、そのままwa、wo、nnまで50音を打ちます」
はいはい。でもQとかLと50音にない文字はどうするんだろう。まぁこれは後から別に練習すればいいか。取りあえずは日本語を早く正確に打てるようになることが大切だな。

「最初は30分くらいかかるかもしれません」
そんなにかかるのか。

「慣れれば10分くらいでできるようになります」
努力します。

「これを毎日最低1回は続けます」
やります!

「普通のタイピングは無理をせず、今まで通りで構いません。あまり無理をすると、トレーニング自体が続かなくなる場合があるからです」
助かった。でも二つのやり方を併行してできるほど器用なのかな。とにかくやってみるか。

「3日もすればキーボードの配列を覚えてしまうので、そうしたらキーボードの表ははがしてください。この時期になると練習用のソフトを使うことをお勧めします」
そこまで頑張ります。

練習を続ける

最初は謙虚に言われた通りにしようと思っていたのですが、50音を毎日打つという練習は翌日にはもう飽きてしまいました。大体面白い練習ではありませんし、日本語で使う文字ばかりというのも、やや気になりました。それなら、QとかVとかを打つ練習を追加すればすむ話なのですが、結局繰り返しがいやになったというのが本当のところです。

とは言っても一度決心をしたわけですから、このまま三日坊主でさえない段階で止めるわけにもいきません。それに少しちゃんと決まった指で決まったキーを打ってみると、今までのでたらめな指の使い方が気になるようになってきます。今さら元に戻るわけにもいかない、という気持ちにはなってきました。

それにしても、正しい指の使い方をすると、やたらと小指を使わなければなりません。小指だけでなく、薬指や中指も使うのは結構面倒です。考えてみると今までは小指なぞ使うことはまずなかったし、薬指や中指も人差し指の補助のように使っていたようです。「ようです」と書いたのは、どのキーをどの指で打つかちゃんと意識なぞしないで適当にうっていたからです。これではミスタッチが多くなるのも無理もありません。

そこで少し趣向を変えて、練習用のソフトを使ってみることにしてみました。これも世の中には山ほどあって、どれが良いのかもわからないので、有料ソフトはこの際ですから(どの際?)使わないでいこうと考えて、いくつかのソフトをダウンロードしてみました。

生意気なことを言うようですが(タイピング能力を考えると生意気どころか、ただの傲慢かもしれませんが)、どれもそう変わりはないですね。結局ひたすら指先にキーボードの位置をたたき込むという反復練習が基本です。システマチックに一つのソフトにこだわってもよいかもしれませんが、色々なソフトを使ってもとにかく指先を動かすことが大切なようです。

その中で使ったソフトの一つで、小指、薬指と一つずつ、指とキーボードの関連を練習指させるものがありました。指ごとにテストが付いていて、合格すると次に進めるのですが、順調に進んできて、総合テストになり、複数の指を組み合わせてする問題になりました。

これがまぁ難しい。何度やっても合格できないので、先に進めません。いつまでも義理だてしていてもしょうがないと、キーボードをみながら絶対間違わないように打ったのですが、それでも合格にならない。どうも累積点を記憶しているようで、最初ひどい点を取ったのがいけなかったらしくて、どうしても抜けてくれません。とうとうブチ切れて(本なら引き千切っているところですが)モジュールごと消してしまいました。

そんなことはあったのですが、キーボードの配列はなんとか覚えたので、この際練習はやめてしまって一気に実戦で使おうと決心しました(「決心」などと大げさに聞こえるかもしれませんが、今までと全然違う打ち方になるわけですから、もしかすると何も打てなくなるのではという不安はあるんですね。泳ぎを覚えたばかりなのに、いきなり遠泳に出る心境と言えば良いのでしょうか)。

実践で使ってみる

練習用ソフトでこつこつ練習するのに飽きてしまったので、実際に使ってみようと決心したまではよかったのですが、キーボードを見ないで打つというのはもの凄い抵抗がありました。心理的な抵抗感ではなく、そもそも全然打てません。

何とかホームポジジョンを探して打ち始めましたが、ウー遅い!天井から雨漏りがしているようにポツポツとしか文字が現れません。しかも、やたら間違える。ホームポジションの段にあるキーはまだよいのですが、上の段、下の段のキーになると途端にどのキーがどこにあるるのか全然わからなくなってしまいます。

しかも、タイプばかりに気が取られて、文章を考える能率まで低下する始末。いや、能率が低下するくらいなら、まだ「想定内」なのですが、無意識の中でホームポジション近くの文字で文章を作ろうとするようで、PとかXを避けて文章を書こうとして文章を考える速度自身が遅くなってしまいます。

たとえば、「心配する」ではPが入るので「気になる」にするとか、「デューディリジェンス」などはXを2度も打たなくてはならないので「中身を精査する」に変えようとしてしまいます。本当にこんなことでタッチタイピングが身に付くのでしょうか。それともやはり挫折してしまうのでしょうか。

一年後

ここまでの文は一年前に書いたのですが、その後何とか挫折を避けることはできました。しかし、進歩は予想以上に遅くキーの位置が急に思い出せなくなり、キーボードに目をやったり、自転車を覚えた時と比べれば簡単には習熟はしてくれませんでした。やはり「2週間で身に付く」はいささか誇大広告だったようです。

今でもとても「嵐のように」タイプすることはできません。周りの人も私のタイプを見て「速い」と思うより「ぎごちないな」と思うはずです。

それでも真っ暗闇でキーボードを見ないでタイプすることができるようになったのは大きな収穫でした。夜中や早朝のような変な時間にブログを書いたりすることが多い私には、妻に文句を言われずに寝室でタイプできるようになったのは精神安定上とても良いことでした。

結局タッチタイピングも「出来ない」と「出来る」の二つではなく、ヘボから名人に至る段階があることがわかりました。依然としてタッチタイピング4級くらいの実力しかない私ですが、でたらめな指使いでキーボード見ながらタイプするという格好の悪さからは脱却できたのではないかと思います。

ところがiPadを買ったら

時流に逆らえず(大袈裟?)iPadを買ったら、せっかく覚えたはずのタッチタイピングが殆ど役立たないことが判り愕然。ソフトバンクのショップで「私も始めて売りました」と言われながら、キーボードドックというiPad用のキーボードまで買ったのですが、これも結構使いにくい。そもそもiPadのようなどこでも持ち運び自由というコンセプトにも反しています。

周りはとっくにiPhoneのユーザーで、その人たちから見ればiPadの入力はかなりやりやすいとのこと。「またしても時代に取り残されたのか」と思わないのでもないですが、今のところキーボードでタッチタイピングするより速い入力方は見当たらず、もしかしたら今世紀一杯(そんなに生きていませんが)はタッチタイピングは文字入力のエースでい続けるかもしれません。

ということでいまだにタッチタイピングでタイプしていない人達(特に中高年)はタッチタイピングにチャレンジすることをお勧めします。老化は足から、ボケは指からと言いますからね。あ、後の方は私の創作ですが。
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この記事に対するコメント

わたしは、増田忠志の本で、タイピングを練習しました。
おすすめです。
【2011/01/24 11:41】 URL | shiro #- [ 編集]


ミカタイプ、というフリーソフトがあります。
とてもよく出来た練習ソフトです。
【2011/02/02 04:05】 URL | 匿名 #aIcUnOeo [ 編集]

直交配列キーボード
表音文字文化圏と表意文字文化圏との違いが、タイピングの操作に強く影響していることがよく理解できる内容で、興味深く拝見しました。

また、iPadのキーボードについてのご意見同感です。タッチパネルでのタッチタイピング操作は不可能に近いほど困難です。ソフトバンクに直交配列キーボードを提案したのですが、返事はないです。

小型のキーボードはいくつかのメーカーで作成しているようですが、どれも、千鳥状のキー配列で、かつ、キー自体が小型化されているので、10本指を駆使したタッチタイピングには向いていません。

なお、タッチタイピングは、「全指での相対指運法」ですので、その原理原則を理解すると、簡単に身につくようです。

日本語の特殊性を小中学校でも教えた方がよいのではないかと思っています。


【2011/11/21 14:31】 URL | 浅間太郎 #hWOZExX. [ 編集]


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