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馬場正博: 元IT屋で元ビジネスコンサルタント。今は「A Thinker(?)]というより横丁のご隠居さん。大手外資系のコンピューター会社で大規模システムの信頼性設計、技術戦略の策定、未来技術予測などを行う。転じたITソリューションの会社ではコンサルティング業務を中心に活動。コンサルティングで関係した業種、業務は多種多様。規模は零細から超大企業まで。進化論、宇宙論、心理学、IT、経営、歴史、経済と何でも語ります。

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孫氏の自然エネルギー構想はいばらの道
Song.jpg

ソフトバンク社長で起業家のカリスマの孫正義氏が自然エネルギーの拡大に熱心に動いています。孫氏は余命僅かと言われたヴォーダフォンを買収してSBフォンを設立し、今ではもっとも成長の早い携帯電話会社とする大成功を収めました。

その孫氏が5月25日記者会見を行い、自然エネルギーの普及を目指す「自然エネルギー協会」を19道県と共同で本年7月に設立すると発表しました。孫氏の自然エネルギーへの取り組みは3月11日の東日本大震災による福島第1原子力発電所の事故を見て、原発の危険と将来性への不安から出発したものです。スピード感と実行力には驚くしかありません。

しかし、記者会見で使用された資料を見ると改めて孫氏の構想が野心的を通り越してほとんど不可能なものではないかと思えてきます。最初に目につくのは2020年までに電力に占める自然エネギーの割合を現在の10%から、2020年までに30$にするという部分です。

10%から30%は率にすれば3倍です。携帯電話の普及当初のように毎年倍以上で成長する業界を見慣れた目には、保守的過ぎるとさえ思える数字かもしれません。ましてニュージーランドのように70%以上を自然エネルギーでまかなったり、デンマークのように風力発電が電力全体の10%を占めるような国の話を聞くと「日本は遅れている。ならば成長も期待できるのではないか、まして孫氏が旗を振っているのだから」と思う人も多いでしょう。

しかし、日本での電力に占める10%の自然エネルギーのうち、7割が水力と聞くと話は違ってきます。しかも残りの3割の過半は木屑その他を植物を燃やすバイオマス燃料発電です。風力、太陽光という「自然エネルギー」と言われて普通思い浮かべるものは全体の1%以下なのです。

ほとんどの適地にダムは造られており、土砂の堆積などで水力発電は今後むしろ減少する可能性もあります。木屑を燃やすバイオマス発電も安い燃料はあらかた使ってしまっています。つまり30%の達成には風力発電、太陽光発電を10年で20倍以上にしなくてはいけません。

このようなインターネットの普及期に見られたような急速な成長はにそうそうはありません。しかも風力発電や太陽光発電は最近急に登場したわけではありません。数十年前から実用化を始めた、ある意味「枯れた技術」です。

インターネットや携帯電話あるいはPCなどの急速な成長と価格の低下を実現した技術のほとんどは、2年で価格性能比が2倍になるという「ムーアの法則」の恩恵を受ける半導体技術に支えられています。太陽光発電も半導体と同じシリコンを使いますが、2年で単位面積当たりの発電量が2倍になるようなことはありません。

太陽光発電の場合、単位面積あたりに得られるエネルギーは降り注ぐ太陽光のエネルギーを超えることはできません。鏡のような集光装置を使っても、2年でエネルギー量を倍にすることはできません。

風力発電の場合は中核部分は羽と風で回転する羽によって稼働するタービンです。どちらもムーアの法則があてはまるようなものではなく、それとは対極の機械技術です。風力発電の効率向上に一番有効なのは大型化です。現在大型風力発電の主役は2MW(2百万ワット時)の発電能力を持っていますが、3MWが一部実用化され、さらに5MWのものも計画されています。

しかし風車の直径は2MWでも100メートル、5MWでは250メートル以上にもなります。ここまで大きくなると羽の先端部分の速度は時速300kmほどにもなるでしょう。超高層ビルの高さほどの長さを持つ羽が新幹線ほどの速度でぐるぐる回るわけです。

このようなものが故障もせずにちゃんと動くかというのは気になるところです、地震や台風の多い日本で本当に大丈夫なのか、大丈夫なように作ってコストはひどく高いものにならないのか、課題は小さくありません。

おまけに風車は広大な面積を必要とします。風車と風車の間は直径の2倍は必要で、2MWでは1基あたり5万平方メートル程度です。5MWの風車では30万平方メートルを超えるでしょう。

これは風車の騒音被害を考慮しない場合です。風車の出す騒音から守るためには人家は数百メートル離れていなければなりません。これより近くなると耳にうるさいだけでなく長期的に健康に悪い影響があると言われる、人間には聞こえない低周波被害が問題となります。

これでは10年で20倍も成長させるには力不足と思われても仕方がありません。孫氏の構想は決して劇的とは言えない価格性能比の向上を前提にIT製品並みの成長を実現させなくてはならないのです。

自然エネルギーの問題は密度が低いため広大な土地を使ってかき集めることが必要なことです。孫氏はそのために全国に広がる使われていない休耕田を利用しようとしています。電田構想です。

休耕田は政府が米買い取りの赤字を抑制するためや、農家の人手不足のために放置している土地です。そこで自然ネルギーを作り地産地消的な産業を育成する。おまけに農家には何がしかの収入が入る。その中で自然エネルギーの割合は増加する。誰もが得をする素晴らしい考えに思えます。

しかし、実際にこの計画を実行に移すとなるといくつもの困難が予想されます。休耕田と言っても、まとまって広大な土地があるとは限りません。小規模な日本の農家の耕作地が切れ切れに使われなくなっているのです。風車のように人家から数百メートル以上離れて1基5万平方メートル、さらに10万、20万といった技術進歩にあわせて土地を確保するのは簡単ではないでしょう。

風力発電は風の吹き方で採算性が全く変わってきます。風力発電の買い取り価格として想定されているのはキロワット時あたり20円前後なのですが、そのコストを実現するのは平均8メートルの風が吹き、稼働率が20%以上になることが必要とされています。この条件を満たす場所は日本ではそれほど多くはありません。休耕田であれば全て利用できるわけではないのです。

風力発電は難しくても太陽光発電はどうでしょう。太陽光発電も場所を取りますが、風力ほどではありません。しかし太陽光発電のコストは風力発電のさらに2倍以上です。補助金で買い取れば設置は進むかもしれませんが、既存電力をどんどん置き換えていけば財政支出が増大するか、電気料金の値上がりにつながります。どちらも国民の負担であることには変わりません。

コストや場所の問題が解決できたとして、本当に風力、太陽光が主体の自然エネルギーが発電量の30%を占めると電力の安定供給の問題が出てきます。自然任せの自然エネルギーの発電量は制御できないため、需要にあわせて調整する仕組みが必要となります。

一つは火力発電と組み合わせて補完的に自然エネルギーを利用することです。これでは火力発電をなくすことはできませんが、自然エネルギーをずっと利用しやすくなります。

火力との組み合わせを避けようとすると電池に電力を蓄えることが考えられます。しかしそれには現在の少なくとも数十倍の容量、効率を持つ電池の開発が必要です、これは枯れた技術どころかまったくのイノベーションです。10年程度の未来に当てにできる話では到底ありません。10年後に普及するとすると、現在は初期の製品が市場に登場している段階でなくてはならないでしょう。そんな技術は見当たりません**

結論から言って孫氏の自然エネルギーで電力の30%というのは10年内どころか30年内実現も簡単ではないでしょう。いくら孫氏の力をもってしてもです。

携帯電話で大成功を収めた孫氏は、かつて日本の起業家支援のためにナスダック市場を日本でも設立させようとしてして最後は撤退してしまいました。それだけはありません孫氏の手がけた事業は銀行、PC部品の製造など数えきれないくらいあります。

孫氏の手がけた事業の大半は失敗撤退していると言っても良いほどですが、これは孫氏の企業家としての無能さより、意志決定が早く的確だという証明と言えます。新銀行東京のように硬直的な組織の運営する事業は破綻するまで撤退できないことが普通です。

今回の自然エネルギーへの取り組みも、携帯電話のように孫氏が電力業界に風雲を巻き起こすかもしれませんが、それは自然エネルギーによってではなく発送電分離のような新しいビジネス環境を孫氏が存分に活用することで達成されるでしょう。孫氏ほどの事業家が自然エネルギーと心中する気はないはずです。

とは言っても孫氏の日本のエネルギーを何とかしたいと使命感は本物のようです。日本のエネルギーがこのままで良いはずはありません。しかし日本のエネルギー問題を自然エネルギーで解決するのは相当控えめに言ってもいばらの道でしょう。

もしかすると自然エネルギーは孫氏にとって秀吉の朝鮮征伐になってしまうかもしれません。多くの優れた経営者、事業家が自分の成功体験を全く違うビジネスモデルに適用しょうとして失敗したり、環境の変化に気づかず晩節を汚しました。孫氏がいつまでもみずみずしい発想の豊かさと決断の速さを失なわないことを祈るばかりです。

**
これは少し言い過ぎかもしれません。電力供給の安定化のために大容量の電池としてはNAS電池がすでに実用化されており将来性も期待されています。しかし、風力、太陽光が電力全体の20%になるような事態を支えるためには、コスト、容量、耐久性などまだまだ相当な進歩が必要です。

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この記事に対するコメント

私は期待を持って見ています。
19道県も参加し、これだけの規模で会見を開くのも、物凄い決意を感じます。
大胆に発信し、目標は高いほうが良いと考えます。
これ迄、日本で陽の目をみなかった、自然エネルギーへの取り組みが一気に加速し、安全安心して暮らせる世の中になってほしいものです。
【2011/05/26 10:48】 URL | letsgachapin #- [ 編集]

うーん
代替案は示したほうがいいと思う。自然エネルギーで電力をまかなうのは不可能だ、というトーンだと、「やはり原発に頼らざるを得ない」という結論になりませんか?そう結論付けてないのは、意図的なのかわかりませんがちょっとずるい気もする。

コストのことを持ち出すのもどうかなと。今回の原発事故で日本国民にいったいいくらのコスト負担が発生したんでしたっけ。これはもうもう何兆円とかのレベルじゃないでしょう。

あと、前のコメントで私がコペンの空から観たのは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB にある「洋上発電」ってやつですね。あと、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%8B%E4%B8%8A%E9%A2%A8%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB

とかね。日本だと台風への対策がかなり必要だと思いますけどね。


私は原発はアリだと思うけど、原発は20~21世紀の技術じゃかったってことですよ。これはロボット開発(完全に人間と同じ作業が自律して行える)とセットの技術でしたね。放射能漏れたら人間は作業できないもんね。たぶん22世紀くらいになったらいいかと思う。今の人類にはちょっと早すぎた技術でした。
【2011/05/26 13:07】 URL | yas #- [ 編集]

Re: うーん
代替案はむしろ原発廃止の方向に対しても求められるべきだと思います。自然エネルギーは数十年以上をかけてゆっくりと移行しようという場合には、欠点に目をつむるというか、温かい目で見守る姿勢が必要でしたが、急速な原発の縮小で生じる問題は自然エネルギーで何とかなるという気楽な意見には厳しい見方も出していかざるえないと思います。

> 代替案は示したほうがいいと思う。自然エネルギーで電力をまかなうのは不可能だ、というトーンだと、「やはり原発に頼らざるを得ない」という結論になりませんか?そう結論付けてないのは、意図的なのかわかりませんがちょっとずるい気もする。
>
> コストのことを持ち出すのもどうかなと。今回の原発事故で日本国民にいったいいくらのコスト負担が発生したんでしたっけ。これはもうもう何兆円とかのレベルじゃないでしょう。
>
> あと、前のコメントで私がコペンの空から観たのは
> http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB にある「洋上発電」ってやつですね。あと、
>
> http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%8B%E4%B8%8A%E9%A2%A8%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB
>
> とかね。日本だと台風への対策がかなり必要だと思いますけどね。
>
>
> 私は原発はアリだと思うけど、原発は20~21世紀の技術じゃかったってことですよ。これはロボット開発(完全に人間と同じ作業が自律して行える)とセットの技術でしたね。放射能漏れたら人間は作業できないもんね。たぶん22世紀くらいになったらいいかと思う。今の人類にはちょっと早すぎた技術でした。
【2011/05/26 18:40】 URL | RealWave #- [ 編集]

やっぱり世界をみましょうよ。
「自然エネルギーで何とかなるという気楽な意見」…何とかなります。デンマークの例を出すまでもなく、政策の方向転換でどうにでもなりますね。


電力問題への課題解決には、結局、電力供給量を増やすか、電力消費量を減らすか、の2つの選択肢しかありません。


電力供給量に関しては、現在原発でまかなっている電力供給量は、

http://ja.wikipedia.org/wiki/原子力発電 によれば、


北海道電力 : 約40%
東北電力 : 約16%
東京電力 : 約23%(2008年時点)
中部電力 : 約15%
北陸電力 : 約33%
関西電力 : 約48%
中国電力 : 約8%
四国電力 : 約38%
九州電力 : 約41%
沖縄電力 : 0%

となってます。このうち、まずは15%を自然エネルギーに変えて15%の電力消費量を減らす努力目標を立てる。

十分可能だと思います。

アメリカに数年住んでわかったこと、それは「日本は楽しい」ってことです。

24時間営業のコンビニ、50mおきにある自動販売機、ウォッシュレット、パチンコ、カラオケ、雀荘、キャバクラ、深夜までやってる居酒屋、公営ギャンブル・・・ぱっと思いつくだけでこれだけ、もっと挙げたらきりがないです。

対してアメリカは、土日はデパートなんかでも閉まるのがはやい。特に日曜日は19時に閉まってしまう。私が子どもの頃の昔の日本をみているようです。


夜がとにかく早い。レストランも22時くらいでほぼすべて閉まる。飲み屋も加州の場合は法律で深夜(何時か忘れた)以降はアルコールの提供を禁止、と聞いたことがあるし、実際朝までやってる飲み屋ってのは皆無にほとんどない。


日本人の生活のカイゼンでたぶん電力消費量は相当量減らせると思う。15%目標は決して無理じゃない。パチンコは全廃、夜、店が閉めるのを早くする。これだけでもかなりの効果がありそう。


ちなみにそれでもアメリカのエネルギー消費量が多いのはまずは省エネに対する考え方が日本人と比較してまったくないことです。無駄遣いがとにかく多い。無駄をなくせば、アメリカもかなり電力消費量を減らせると思う。アメリカに住んでる人の場合は、ここ2、3年で最近ようやく蛍光灯に変わってきたくらいだから、日本人よりもマインドの面でとても遅れています。


日本とアメリカを比較すると、つまり日本は人々のマインド面=ソフト面で省エネは進んでいるが、根本的にハード面で消費するものが多い。上に挙げたパチンコなんかがいい例。これなんかは本質的に人々の生活の場になくてもいい(と、個人的には思う。経済活動はまわるけど、生産的じゃない。その時間を費やして得るものがない。それだったら本読んだ方がいい)。コンビニも24時間やってる必要はないですね。コンビニが普及し始めた頃の80年代までは実際、コンビニはすべて24時間営業ってわけじゃなかった。

アメリカはソフト面、ハード面でまったく省エネの考え方がないが、もともとハード面では「無駄」が多いのでカイゼンの余地がかなりある、ソフト面のカイゼンは無理、ってことじゃないでしょうか。


日本、特に東京が24時間不夜城である必要性はないです。内需拡大には寄与するとは思うけど、経済活動をまわす方法はほかにいくらでもあるんじゃないかと思う。



原発への代替エネルギーへの移行と電力消費量を減らすのはセットです。俺、今回の原発の事故があってもなくても後者の電力消費量のことは常にどこかで日本に住む人たちに対してひとこといいたかったことなんたけど。(アメリカ人には、もっといいたいことはあるけどね)


いかかでしょう。
【2011/05/28 21:30】 URL | yas #- [ 編集]

Re: やっぱり世界をみましょうよ。
自然エネルギーについては本文に書いたように、主力の水力の拡大が期待できない中。電力全体に対し15%とか20%の自然エネルギーの貢献のためには風力、太陽光は20倍程度拡大が必要です。ヨーロッパは、アメリカはと言う前に大変大きなチャレンジだということを認識すべきです。私見ですが10年20年程度では達成不可能と思います。

節電に関してはライフスタイルの変化を強要するのはよくて余計なお世話、下手をすると全体主義です。それにさし当りの節電は夜ではなく昼間です。生産的な活動のための電力を減らす必要があります。技術の裏付けなしで節電すれば生産の縮小につながります。

原発なしでもやっていけるならそれはそれで結構ですが、道は容易ではありません。目標の実現には、目標の達成は困難だという認識が必要です。


> 「自然エネルギーで何とかなるという気楽な意見」…何とかなります。デンマークの例を出すまでもなく、政策の方向転換でどうにでもなりますね。
>
>
> 電力問題への課題解決には、結局、電力供給量を増やすか、電力消費量を減らすか、の2つの選択肢しかありません。
>
>
> 電力供給量に関しては、現在原発でまかなっている電力供給量は、
>
> http://ja.wikipedia.org/wiki/原子力発電 によれば、
>
>
> 北海道電力 : 約40%
> 東北電力 : 約16%
> 東京電力 : 約23%(2008年時点)
> 中部電力 : 約15%
> 北陸電力 : 約33%
> 関西電力 : 約48%
> 中国電力 : 約8%
> 四国電力 : 約38%
> 九州電力 : 約41%
> 沖縄電力 : 0%
>
> となってます。このうち、まずは15%を自然エネルギーに変えて15%の電力消費量を減らす努力目標を立てる。
>
> 十分可能だと思います。
>
> アメリカに数年住んでわかったこと、それは「日本は楽しい」ってことです。
>
> 24時間営業のコンビニ、50mおきにある自動販売機、ウォッシュレット、パチンコ、カラオケ、雀荘、キャバクラ、深夜までやってる居酒屋、公営ギャンブル・・・ぱっと思いつくだけでこれだけ、もっと挙げたらきりがないです。
>
> 対してアメリカは、土日はデパートなんかでも閉まるのがはやい。特に日曜日は19時に閉まってしまう。私が子どもの頃の昔の日本をみているようです。
>
>
> 夜がとにかく早い。レストランも22時くらいでほぼすべて閉まる。飲み屋も加州の場合は法律で深夜(何時か忘れた)以降はアルコールの提供を禁止、と聞いたことがあるし、実際朝までやってる飲み屋ってのは皆無にほとんどない。
>
>
> 日本人の生活のカイゼンでたぶん電力消費量は相当量減らせると思う。15%目標は決して無理じゃない。パチンコは全廃、夜、店が閉めるのを早くする。これだけでもかなりの効果がありそう。
>
>
> ちなみにそれでもアメリカのエネルギー消費量が多いのはまずは省エネに対する考え方が日本人と比較してまったくないことです。無駄遣いがとにかく多い。無駄をなくせば、アメリカもかなり電力消費量を減らせると思う。アメリカに住んでる人の場合は、ここ2、3年で最近ようやく蛍光灯に変わってきたくらいだから、日本人よりもマインドの面でとても遅れています。
>
>
> 日本とアメリカを比較すると、つまり日本は人々のマインド面=ソフト面で省エネは進んでいるが、根本的にハード面で消費するものが多い。上に挙げたパチンコなんかがいい例。これなんかは本質的に人々の生活の場になくてもいい(と、個人的には思う。経済活動はまわるけど、生産的じゃない。その時間を費やして得るものがない。それだったら本読んだ方がいい)。コンビニも24時間やってる必要はないですね。コンビニが普及し始めた頃の80年代までは実際、コンビニはすべて24時間営業ってわけじゃなかった。
>
> アメリカはソフト面、ハード面でまったく省エネの考え方がないが、もともとハード面では「無駄」が多いのでカイゼンの余地がかなりある、ソフト面のカイゼンは無理、ってことじゃないでしょうか。
>
>
> 日本、特に東京が24時間不夜城である必要性はないです。内需拡大には寄与するとは思うけど、経済活動をまわす方法はほかにいくらでもあるんじゃないかと思う。
>
>
>
> 原発への代替エネルギーへの移行と電力消費量を減らすのはセットです。俺、今回の原発の事故があってもなくても後者の電力消費量のことは常にどこかで日本に住む人たちに対してひとこといいたかったことなんたけど。(アメリカ人には、もっといいたいことはあるけどね)
>
>
> いかかでしょう。
【2011/05/29 00:43】 URL | RealWave #- [ 編集]


たくさんありますが、太陽光の下りで気に入らない点を2点だけ。

1.ムーアの法則を持ち出している
2.ちがう性能を同じとして比較している

1.
ムーアの法則は「技術的根拠は何もないけど価格性能比が一定の比率でよくなるはず」という予測です。
なので「LSIは当てはまるけど太陽光発電には当てはまらない」というのは「ムーアの法則が何かを知りません」といっているに等しいと思いますよ。

2.
LSIは価格性能比だけど、太陽光発電は単位面積当たりの発電量(発電効率の伸び)を使うというのは変でしょう。
太陽光発電も価格性能比(設備投資と発電能力の比)でないと。
太陽電池は、すでに製造コスト10分の1の新技術が出来ているらしいです。
ちなみに、LSIは電力あたり処理性能を見るとムーアの法則どころかむしろ毎年下がってるはずです。
どの性能を見るかで今のLSIはだめ技術とも言えますね。

まぁ、わかっててわざと書いているのかもしれませんが、もう少し考えないと全体が信用されなくなってしまうかもしれません。
【2011/05/30 10:02】 URL | mjrec #Eux1a/Ig [ 編集]

Re: タイトルなし
ムーアの法則の言う価格性能比の向上がこれほど長く続いたのは半導体技術だけです。ムーアの法則の実現に貢献したのは個別の様々な技術ですが、根本的にはLSIは小型で性能は向上し価格(回路、処理能力あたり)は低下するという「何もかも良くなる」性質があったからです。通常は小型化、大型化により性能が向上してもあるところまでくると「規模の不経済」のようなことが起きてしまいます。例えば石油タンカーは大型化により単位容量あたりの運航コストは低減しますが、1千万トンタンカーなど造っても、入る港もなく使い物になりません。今までのところムーアの法則にはそのようなことはありませんでした。

2の太陽電池については少し趣旨のわかりにくいところもありますが、どんなに画期的な技術ができても単位面積当たりのエネルギーは太陽光を超えられない(集光レンズのようなものを使わなければ)という制約からは逃れられません。それでもある程度価格が低下して他の発電手段と競争できるようになれば違ってきますが、今度は太陽任せという問題がよりクローズアップされるでしょう。こちらの問題は高性能の太陽電池製造とは全く別の種類の技術になります。
> たくさんありますが、太陽光の下りで気に入らない点を2点だけ。
>
> 1.ムーアの法則を持ち出している
> 2.ちがう性能を同じとして比較している
>
> 1.
> ムーアの法則は「技術的根拠は何もないけど価格性能比が一定の比率でよくなるはず」という予測です。
> なので「LSIは当てはまるけど太陽光発電には当てはまらない」というのは「ムーアの法則が何かを知りません」といっているに等しいと思いますよ。
>
> 2.
> LSIは価格性能比だけど、太陽光発電は単位面積当たりの発電量(発電効率の伸び)を使うというのは変でしょう。
> 太陽光発電も価格性能比(設備投資と発電能力の比)でないと。
> 太陽電池は、すでに製造コスト10分の1の新技術が出来ているらしいです。
> ちなみに、LSIは電力あたり処理性能を見るとムーアの法則どころかむしろ毎年下がってるはずです。
> どの性能を見るかで今のLSIはだめ技術とも言えますね。
>
> まぁ、わかっててわざと書いているのかもしれませんが、もう少し考えないと全体が信用されなくなってしまうかもしれません。
【2011/05/30 13:40】 URL | RealWave #- [ 編集]


私は太陽光発電によって(10年後は困難でも)20年後には20%程度の発電を行うことは可能だと思いますし、今からそのための準備をすべきだと思います。
  そのために必要なことは性能向上ではなく価格の低下です。現在の家庭用太陽光発電パネルでも一般家庭が使う電力の大部分は供給できます。普及の妨げになっているのは効率ではなく価格(設置費用を回収するのに20年近くかかる)です。しかし太陽光発電パネルは装置産業なのでコストは生産量の累積に反比例します。(ムーアの法則とはあまり関係のない)液晶テレビの価格が急速に低下したのも需要の急増によるものです。現在でも太陽光発電のコストは1年に10%ずつ低下すると予想されていますが(これが10年続くとコストは約1/3になります)、政策的に需要を増大させることにより価格低下のスピードを促進させることは可能だと思います。その意味で孫氏の提案は推進すべきだと思います。もし(効率が現在のままでも)太陽光発電のコストが一般家庭が電力会社から買う価格よりも低くなれば、大部分の家庭が太陽光発電装置を設置し、(昼間の)家庭用電力(全体の約3割)の大部分は太陽光発電でまかなえると思います。
  太陽光発電は太陽任せだとおっしゃいますが、これは原子力発電も同様です。電気は貯蔵ができないので、安定的に発電できることより需要に応じた発電ができることが重要だと思います。原子力発電は需要に応じて発電量を変化させることが困難なので、よく言えば安定的ですが、悪く言えば需要を無視した”オレ様発電”です。電気の需要は昼間のほうが夜よりも多いので、日射量に応じて発電する太陽光発電のほうが常に一定量を発電する原子力発電よりも需要に近いと思います。
  いずれにしても発電と需要の調整をする装置が必要ですが、太陽光発電のほうが小規模の発電装置が多数あるので電池に適していると思います。電池の高性能化は自動車業界が本気になって研究していることでもあり期待できると思います。電池のような材料系の研究の進歩は研究費(~需要)に比例するところがあるので、その点でも政策的に需要を増やすことは意味があると思います。
  結論としては、太陽光発電は現在は価格的に問題があるが需要を増大させることによって解決できるので、政策的に(お金を使っても)推進すべきであると思います。
【2011/05/30 22:36】 URL | Alberich #- [ 編集]

ドイツにできてなぜ日本でできない?
いや、ドイツは単に方針を決めただけかもしれませんがこのちがいはなんでしょうね。
既報のとおり、ドイツは「22年までにすべて停止で連立与党合意」だそうですよ。

「ドイツにできてなぜ日本でできない?」ってのは、今から10年経ってみないとわからないけど、このスピード感はなんですかね。ドイツは原発事故体験したわけじゃないけど日本の状況をみて客観的に考えることができたはずです。

渦中の中にいる人は何が起こっているかわかりません。コストなんかは規模の経済が働けばなんとかなるだろうし、科学技術について要は方針(結局は予算配分)をどうするかだと思います。

方向が一意に決まれば、日本は強いんです。原発でここまで世界トップクラスの技術を築けたんだから、自然エネルギーの分野でも10年の期間があれば世界のトップに立てるでしょう。
【2011/06/06 05:45】 URL | yas #- [ 編集]


ドイツで出来たのは隣国のフランスから足りない時に電力を輸入できるからです。
ドイツが輸出している時もあるからと主張される方も居ますが、
輸入する時があるという時点で無対策で日本で同じ事をやれば、
その間は一部が計画停電です。

>>自然エネルギーの分野でも10年の期間があれば世界のトップに立てるでしょう
技術力でトップに立ててもコストやシェアでトップに立つ事が出来ないと思います。
結果、高コスト維持で国内産業の競争力が失われて、ゆるやかに日本は沈没していきます。
【2011/06/13 14:10】 URL | Re:ドイツにできてなぜ日本でできない? #- [ 編集]

イタリアにできてなぜ日本にできない?
ヨーロッパの国々は国境を越えて電気を輸入できるからですか。そうですか。

つか、日本はアメリカ市場で韓国にやられちゃってますね・・・

シェアって世界シェアのことですかね。まだ伸びる市場で勝負が決まったわけじゃないでしょう。なんで考える必要があるんだろう?

なんで原発にそうこだわるんですか?22世紀まで待ちましょうよ。この技術はオペレーションとセットですよ。それが未完のうちはリスクが高すぎます。コストなんて、今回の事故も含めての原発のコストでしょう。原発が一番コストが高くついた、ってことで終了、でしょう。

なんて・・原発賛成の人がいた方がいいとは思います。その人たちが自然エネネギーに対するレビューができるから、自然エネルギーの問題点をこれからもどんどん指摘してください。
【2011/06/14 18:24】 URL | yas #- [ 編集]


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列島鳴動して新人類二匹…群雄割拠の時代来るか

孫社長すごいなあ。久し振りに改めてこの人のことすごいと思った。 さておき。 ここ二年ぐらい、政治の衰退への解決策について、独り考えていた(暗っ)。 世の中の事を考える時、何は置いても政治の充... 「書いてなくては生きられない」【2011/05/26 22:37】

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