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馬場正博: 元IT屋で元ビジネスコンサルタント。今は「A Thinker(?)]というより横丁のご隠居さん。大手外資系のコンピューター会社で大規模システムの信頼性設計、技術戦略の策定、未来技術予測などを行う。転じたITソリューションの会社ではコンサルティング業務を中心に活動。コンサルティングで関係した業種、業務は多種多様。規模は零細から超大企業まで。進化論、宇宙論、心理学、IT、経営、歴史、経済と何でも語ります。

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パーキンソンの法則
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パーキンソンの法則は、‘Work expands so as to fill the time available for its completion` 「仕事量は与えられた時間を使い切るまで膨張する」(パーキンソンの第一法則)と言った英国の政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソンが1955年にイギリスのエコノミスト誌に発表した記事に由来します。人は与えられた資源は使い切ってしまうというこの法則は「支出は収入の額と一致するまで増大する」(パーキンソンの第二法則)とか、コンピュータの世界で「データは与えられた記憶容量を埋め尽くすまで増大する」などのようなバリエーションでも使われます。しかし、日本では「役人の数は仕事の量とは関係なく増大する」という官僚主義に対する皮肉で有名です。パーキンソンは「パーキンソンの法則」と題した著作の中で、イギリスの植民地省が第2次大戦後、イギリスが植民地を失うのに逆比例して職員数を増やし続けた現象をもとに、この法則を発見(?)したと書いています。パーキンソンの著作は皮肉とユーモアに満ちた読み物ですが、真実を突いているのは確かで、今でも広く引用されています。

もっとも、役人の数が仕事量に無関係に増大するというのは、人は資源を使い切る傾向があるという法則のひとつの表れではありますが、官僚主義はそれだけでは説明できないでしょう。なぜなら、予算を食いつぶしたり、仕事をしなくなるというのは役人が悪人を選り分けて採用したからではないからです。本来官僚組織は税金を有効に国民のために使用するためにあるものです。ところが、雇われた側は税金や権力を自分たち自身や組織のために使ってしまうというのは、経済学でいう代理人問題(エージェント問題)の一種と考えられます。株主が取締役を雇ったり、取締役が経営者を雇ったり、さらに経営者が管理者を雇って会社の資源を有効に活用しようとしても、雇われた側と雇う側の利害が必ずしも一致しません。 雇われたほうは雇う側ではなく自分たちのために資源をしまうというのが代理人問題ですが、代理人問題は最終的には雇われる側の誠意に依存するのではなく、雇う側が適切な成果の評価を実施できなければ解決できません。株主が取締役を選任するように、国民は議員を選挙で選ぶわけですが、往々にして議員自身が役人以上に税金の無駄(としか思えない用途)遣いに奔走するのが現実です。現に日本の官僚には議員に予算を任せたら無駄遣いの塊になるので、官僚が議員から税金を守らなければならないと思っている人がたくさんいます。どこまで正しいかは別にして、官僚が特に無駄遣いが好きな人たちではなく、人間とはそのような行動する経済動物なのだと考えたほうが良いでしょう。

もともとのパーキンソンの法則の「人間は与えられた資源を使いきってしまう」というのは、別の問題があります。なぜなら、与えられた資源は人のものとは限らず、自分のものである場合もあるからです。プロジェクト・マネージャー、受験生など時間を限られた人(つまり通常の仕事はほとんどそうなのですが)は、大体時間が足りなくなってしまう経験があります。「ゴール」という本で有名なゴールドラットは「クリティカルチェイン」という本で、ほとんどのプロジェクトは期限の10分の1の時間で完了するはずなのに遅れてしまう、と書いています。10分の1かどうかは別として、切羽詰るまで頑張らないというのはこの世の常です。このあたりになると中毒になったり、体に害になるのがわかっているのに、酒や薬物に溺れるのと似たような心理が働いているのかもしれませんね。
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テーマ:意思決定 - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント
なるほど
はじめまして♪

こんばんわ♪


今日たまたまラジオでパーキンソンの法則って聞いて
なんやろか?
って
調べようかなと

そしたらここにたどり着いて

パーキンソンって

すごいじぁ あ~りませんか♪


またこれからちょこちょこ遊びにきます


これからもどうぞよろしくお願いします♪



by nice time
【2009/01/31 01:50】 URL | nice time #- [ 編集]


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